FIBA 3×3 Women’s Series出場権を賭けたQUEEN OF QUEENS 3×3(以下Q.O.Q)が昨年に続いて開催された。前回優勝のFLOWLISH GUNMAは昨年度日本選手権優勝チームとして今回も出場することになっていたが、出場可能なメンバーを揃えることができずに辞退。その一方で、JBA(日本バスケットボール協会)がアンダーカテゴリー代表の2チームを大会に送り込んできたことが注目すべき点だった。
その2チームは揃って初戦を突破すると、準決勝ではU23のJBA 3×3 STARが 3×3 UNITED優勝チームのKYOTO BBを、U21のJBA 3×3 HOPEが前回準優勝のMAURICE LACROIXをそれぞれ下し、決勝戦で激突。結果としては、U23が “お姉さんチーム” の貫禄を示す格好でU21に対してKO勝利を飾り、8月29・30日に行われるWomen’s Series高崎STOPへの切符と賞金100万円を獲得している。以下のコメントは伊波美空(トヨタ紡織)のものだ。
「まずは、1試合ずつしっかり勝ち進んでWomen’s Seriesの出場権を取れたことを嬉しく思ってます。もちろん負けたくないというのもあったんですけど、自分たちが積み上げてきたものがあったので、それを体現して、みんなで共通理解を持ってプレーしようと言ってたのが勝ちにつながったから良かったです」

同じナショナルチームでも5人制とは異なり、 3×3の場合は国内で強化試合が実施されることが基本的にない。その意味でも、今回Q.O.Qが代表チームを招待したことには大きな意義があり、選手にとってもモチベーションアップの材料になったようだ。伊波の場合は、トヨタ紡織で1シーズンともにプレーした桂葵(ZOOS合同会社代表)が大会主催者である点も縁を感じさせるが、出場決定は選手たちにとってはわりと急展開だったらしい。
「JAPANで出る国内の試合がなかなかなくて、こういう機会をいただけたことが嬉しかったし、私自身も日本の皆さんの前でプレーしたい想いがありました。桂さんからは『この大会を楽しんでほしい』ということは言ってもらったんですけど、自分たちも急遽知った感じで、決まったと思ったら合宿が始まって……みたいな(笑)」
今回のU23代表は伊波と花島百香(ENEOS)、西ファトゥマ七南(トヨタ紡織)、森美麗(前東京羽田)という顔ぶれ。この4人は、2024年のFIBA U21ネイションズリーグに出場した面々でもある。直前合宿で「(コーチ陣から)セットプレーを1、2個出してもらって、もう1つは今までやってきたことの中から自分たちで抜粋して作りました」ということだが、試合後のインタビューで森が「2年ぶりにこのメンバーでやったんですけど、本当に楽しくて息の合ったメンバーなので大好きです」と言った通り、阿吽の呼吸でプレーできていた。伊波も心強さを感じていたようだ。

「お互いの得意なこととか苦手な部分を理解して戦ってたし、それぞれいろんな経験をしてきてまた集まったことで、よりお互いの理解度も高まった中でこうやって4人でできたのは自分もやりやすかったです。やってきたことをプレーで表現して、それで上手くいかないときにまた4人で考え直してみたいな感じで、コミュニケーションも取りやすいメンバーです」
伊波が初めて3×3に触れたのは、そのU21日本代表のときだった。それ以来、伊波は3×3に魅力を感じ、その学びを5人制にもしっかり生かしている。











