今シーズンもいよいよ終盤戦。体力・筋力と集中力、ともにシーズンの最後まで闘い抜くための身体づくりには、十分な栄養補給と、身体の隅々まで栄養を送り込むことが必要です。ケガを予防し、疲労を回復させる、強い骨と筋肉を作るための食事を心がけましょう。
カオマンガイ
筋肉といえば鶏肉!ということで鶏肉料理。むね肉にすることで、糖質・脂質をエネルギーに変換するナイアシンが豊富に摂れ、脂質が少ないむね肉であれば、消化をよくし肝臓への負担を減らすこともできます。
・米 2合分
・鶏むね肉 1枚分(約300g)
・ネギ(青い部分) 1本分
・水 400cc
・すりおろし生姜 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ1
・鶏ガラスープの素 大さじ1
・酒 大さじ4
・パクチー 適量
・セロリ 80g
・赤唐辛子 1本分
・ニンニクスライス 1/2かけ分
・塩こしょう 適量
・オリーブ油 大さじ1/2
・きざみ長ネギ(白い部分) 3cm分
・すりおろし生姜 小さじ1/4
・すりおろしニンニク 小さじ1/4
・ナンプラー 小さじ1
・砂糖 小さじ2
・酢 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・豆板醤 小さじ1/2
作り方
1.鶏むね肉全体にフォークを刺して細かい穴をあける。酒大さじ4、すりおろしニンニクとすりおろし生姜を小さじ1/2ずつ、ネギの青い部分と、鶏むね肉をジップロックに入れてよく揉み、冷蔵庫で30分以上寝かせる。お米を洗い、水から上げておく。
2.[A]のタレの材料を混ぜ合わせておく。炊飯ジャーにお米を入れ、水、残りのすりおろしニンニクとすりおろし生姜小さじ1/2ずつ、鶏ガラスープの素、最後に[1]のネギの青い部分と鶏むね肉をのせ、通常の炊飯モードで炊く。
3.セロリを5mm幅にスライスする。フライパンにオリーブ油とニンニクスライス、唐辛子をちぎって入れ炒める。ニンニクのかおりがしてきたら、セロリを加え、火が通ったら塩こしょうで味を調える。
4.ご飯が炊けたら、鶏むね肉を取り出して食べやすい大きさにカット。ネギの青い部分は取りだして使用しない。
5.ご飯を混ぜ、鶏むね肉やセロリなど、それぞれをお皿に盛り付けタレをかけて完成。
タラの南蛮漬け
良質なタンパク質の持ち主であるタラ。そして、酢はタンパク質と骨をやわらかくして、食べやすく、体内でも吸収しやすくしてくれます。
・タラ 150g
・玉ネギ 1個分
・水菜 45g
・小麦粉 大さじ1
・揚げ油 適量
・酢 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 大さじ2
・赤唐辛子 1本分
作り方
1.タラを1口大に切り、水気を切って小麦粉をまぶしておく。玉ネギはスライス、水菜は3cmほどに切っておく。
2.[A]の調味料を混ぜ、赤唐辛子をチギっていれる。
3.タラを揚げ、油をよく切ったら[2]に漬ける。そこに玉ネギスライスと水菜を入れ、タレが全体に行き渡るようにする。味がしみるまで30分ほどおいたら完成。
アサリとつみれのスープ
アサリに含まれるビタミンB12と芽キャベツに含まれる葉酸は、ともに造血ビタミンと言われ、貧血を予防してくれる効果があります。葉酸にはタンパク質の合成を促進する効果があり、細胞の生成や再生を助けてくれます。トマトは加熱すると抗酸化作用がアップ。
・アサリ 80g
・つみれ(市販) 80g
・トマト 大1/2個
・芽キャベツ 80g
・コンソメ 小さじ2
・水 400cc
・塩こしょう 適量
作り方
1.鍋に水400ccと包丁の平らなところで潰したニンニク、砂出し処理の終わったアサリを入れ、アサリの口が開くまで火を通す。
2.トマト、芽キャベツを食べやすい大きさに切り、アサリの口が開いたらコンソメと一緒に入れる。
3.芽キャベツに火が通ったら、つみれを入れ、ひと煮立ちさせたら塩こしょうで味を調えて完成。
牡蠣とセリのおろし和え
牡蠣は疲労回復と滋養強壮に効果。セリにはβカロテンが豊富で、皮膚や粘膜を正常に保ち、菌やウイルスが体内に入り込まないようにしてくれます。だいこんは疲れた胃腸の消化を助けてくれます。
・牡蠣 100g
・セリ 50g
・だいこん 50g
・ポン酢 大さじ3
作り方
1.鍋にお湯を沸かしてセリを茹で、水気を切ったら3cmほどの長さに切る。
2.同じ鍋で、よく水洗いした牡蠣を中に火が通るまで茹で、冷水に浸してから水気を切る。だいこんはすりおろしておく。
3.牡蠣とセリ、だいこんおろし、ポン酢をあえ、ごまをかけて完成。
卯の花
おからのレシチンは肝臓の機能を高め、脂質の代謝や精神の安定、集中力、記憶力、判断力が増大すると言われています。
・おから 80g
・にんじん 20g
・シメジ 30g
・さやいんげん 2本
・ごま油 小さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・水 100cc
・和風だし 小さじ2
作り方
1.にんじんは薄いイチョウ切り、さやいんげんは3cmほどの長さにカット。シメジは石づきからはずしてバラバラにしておく。
2.フライパンにごま油を入れ、にんじん、さやいんげん、シメジを炒める。フタをして、さやいんげんに火を通す。
3.おからを入れて軽く炒ったあと[A]を入れ、水分がなくなるまで炒めて完成。
レシピ協力:藤原則子さん
ご主人は新潟アルビレックスBB、群馬クレインサンダーズなどでプロ選手として活躍された藤原隆充さん。アスリートフードマイスター3級の資格を取得し、選手生活を食事面からもサポートされてきました。
アスリートフードマイスターとは:アスリートのパフォーマンスを最大化するため、最適な食事プログラムを提供する人材 ※アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定する民間の資格
撮影協力:花のガロガロ