一番苦労したことは何かと聞くと、目先の利益だけでなく、夢の実現に純粋に協力してくれる「仲間集め」だったとこたえ、松田さんは新発田や新潟など、地元の若い世代にもさらなる奮起を促していた。
「こういうイベントを地方からでもできる。新潟でも新発田からでも常識やぶりでクレイジーなことをやっていいんだと伝えたかった。『あれやるなこれやるな』『そんなことやれるわけがない』ではなく、夢を語って、それを思いっきり挑戦していいんだというのを見せたかった。挑戦して完璧にうまくいかなくてもいいんです。挑戦することが大事。僕も25年前に新発田祭でやっていたストリートバスケのイベントに参加して、そこで感動したワクワクを糧に、今40歳になってもまだ行動しています。最初は『いい歳こいて何やってんだ』って、たくさん笑われて馬鹿にされたけど、それなりにいい歳こかないとできないこと、やらせてもらえないことがたくさんあるんですよ」
「今こうして参加して、経験してくれている若い人たちにも将来、自分たちの手で常識に捉われないイベントを起こしてほしいです。そして、また次の若い世代に新たなワクワクを伝えて継承してほしいと思います。何度も言いますが、このバスケイベントは誰かに頼まれて立ち上げたものではありません。僕らが使命感を持って次の世代たちに伝えていかなくちゃいけないと思って、企画に自由がきくように個人で資金投資をしてやってます。ここが一番大事なところです。だからクレイジーで面白いことができるんです。」
新発田市をストリートバスケの町にする。その目標はどれくらい達成できているだろうか。「(イベントを見て)これから若者たちが絶対熱狂するって確信しました。」熱狂も一過性のものであっては意味がない。続けていくことで目標にも手が届いてくる。道のりはまだまだ序盤かもしれない。だが「バスケがマジで好きなら、なんらかで参加したくなるでしょ!だって自分が一番参加したくなるかを基準に企画してますから!」と案内人は確かな手応えを感じていた。
SHIBATAストリートバスケバトル実行委員会
【公式ホームページ】
http://shibata-sbb.com
【YouTube】
オンラインバトル〈アーカイブ〉 ※すべてのバトルがご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=k-gCB818VSI&t=313s
バトルダイジェストムービー〈総集編〉
https://www.youtube.com/watch?v=iEzZSSCiFV0
instagram:@shibata_sbb https://www.instagram.com/shibata_sbb/
Twitter:@SHIBATA_SBB https://twitter.com/SHIBATA_SBB
「SHIBATAストリートバスケバトル」をプロデュースするアートディレクター松田英幸さんに聞く
VOL.1 新発田市をストリートバスケの街に「ワクワクを引き継ぐのが僕の使命」
VOL.2 ワクワクな夢を持った子どもたちのために新発田市をストリートバスケの街にする夢、必ず叶えます!
文 バスケットボールスピリッツ編集部
写真 CrazyHoop、バスケットボールスピリッツ編集部