この主催者側からの『挑発』に煽られた参加者の反応も上々で、「挑戦状をたくさんいただきました。『モンスター倒させていただきます』『寿司は俺らがいただきます』と、そして『新発田をバスケで盛り上げていきましょう!』って言ってくれたのがすごい嬉しかったです。僕らのコンセプトが伝わって参加してくれている。狙い通りどころの話じゃなかったです」
参加者たちはその宣言通り「バッチバチのバトル」まさに格闘技を見ているかのような迫力ある闘いを繰り広げ、大会の盛り上げに十分な効果をもたらしていた。
オープニングセレモニーのカウントダウンムービーや試合を盛り上げるダンスパフォーマンスなど、こだわり抜いた派手な演出が試合ごとに続き、クレイジーモンスターは“アメ車”リンカーンに乗り覆面マスクをつけてイカツク登場。試合前には新発田市出身のBリーガー、前述の本丸中学校在籍時には全国制覇を経験した千葉ジェッツ富樫勇樹選手からのお祝いと激励のビデオメッセージも紹介された。黒と金のフラッグで統一され、市役所の一画とは思えなくなった会場や、歴代のエアジョーダンが36足ズラリと展示される企画なども含めた雰囲気づくりにも細部までこだわりが感じられる。
「ヤンチャ感です。ギャングっぽいというか、そこにこだわりました。今まで市役所をこんなヤンチャに演出した人は全国にもいないと思います。クレイジーじゃないですか?(笑)。参加した人や来てくれた人がこれを見て、ファッション的にもカッコいいと思って『自分たちもカッコよくしたい!』『いつかクレイジーモンスターになりたい!』って言って、次も参加してくれるのを期待しています」