3×3.EXE PREMIERは男子カテゴリーが一足早く全ラウンドを終え、9月26日の女子カテゴリーラウンド8がレギュラーシーズンの締めくくり。UENOHARA SUNRISE.EXEとSHINJUKU GIVERS.EXEが既にプレーオフ進出を決めており、残る1枠をめぐる争いがビエント高崎で繰り広げられた。
グループ戦の結果、プレーオフ圏内の3位につけていたFLOWLISH GUNMA.EXE(以下、FLOWLISH)と5位からの逆転を狙ったSANJO BEATERS.EXE(以下、SANJO)がラウンド準決勝で激突。昨シーズンはFLOWLISHが同じビエント高崎での最終ラウンドで脱落し、SANJOのプレーオフ進出が決定という因縁もある顔合わせだったが、今回は残り1分12秒の時点で両者KO勝利目前の20-20。その6秒後にファウルを受けた李人竹がフリースローを決め、FLOWLISHが2シーズンぶりにプレーオフの切符を手にした。
地元開催とあって、今ラウンドのFLOWLISHはロスター外の選手も帯同。その中には、平野実月の姿もあった。今回はスマートフォンでの動画撮影を担当し、「撮ってるときにシュートが外れて、撮ってないときにシュートが入って、難しい(笑)」と苦戦したようだが、チームが勝ったことを素直に喜んだ。

「去年負けて悔しい想いもしたと思うので、そのメンバーでまた戦ってホームでラウンド優勝できたのは私も嬉しいです。メンバーに入ってなくても準備するのは一緒なので、とにかく勝ってほしいという気持ちだけでした」
ラウンド毎に4人しか登録できない以上、コートに立てないのは仕方ないことでもあるが、選手であるからにはやはりプレーしたいと思うのも当然のこと。その感情を封印しなければならない中、平野はその状況で自分にできることだけを考えて臨んでいた。
「メンバーによって攻め方も違いますし、自分が入ったらこういうプレーをするかなあって考えたりするのももちろんありますけど、今は選手たちがいかに試合に集中できるか、そのサポートがしっかりできるように心がけてます」
3×3.EXE PREMIERでの平野の出場は8ラウンド中5ラウンド、14試合にとどまったものの、FLOWLISHは3XSにも参戦しているほか、今夏はFIBA 3×3 Women’s SeriesにもTakasakiのチーム名で参戦。平野は中国で開催された仙桃STOPや、これまた地元開催となった高崎STOPに出場しており、韓国・WKBL主催のTRIPLE JAMも含め、試合の機会は決して少なくなかった。初めて3×3に挑戦した平野にとって、刺激のある日々だったことだろう。
「新たなステージでもあったので、とにかくこの1年はたくさんのことを吸収したいと思ってましたし、たくさんの試合に出場させていただいたので、それが最後に結果となって出せるように毎回の試合に臨んで、新しい道ができたなという気持ちでいます。5人制とは違うところがあって、こういうときはこうするというような動きが自然と身についてきたかもっていう手応えは、少しだけですけどあります」

桜花学園高、愛知学泉大という名門を経てWリーグ・トヨタ自動車で4シーズン過ごした後、WKBLのアジアクォーター制を活用して韓国で2シーズンプレーした平野。外国籍選手2人をチームに迎えた高崎STOPでは、コミュニケーションの面でWKBLの経験を生かすことができ、選手としての幅も3×3をプレーすることでさらに広がっているところだ。











