UTSUNOMIYA BREX.EXE 齊藤洋介

3×3のパイオニアたちに感謝(前編)

女子のがんばりや強さは本物

11月1日、宇都宮市で開催されていた「FIBA 3×3 WORLD TOUR UTSUNOMIYA FINAL 2019(以下ワールドツアー・ファイナル)」に先駆け、3×3(スリー・エックス・スリー)男子日本チームが開催国枠として、東京オリンピックの出場決定が発表された。地元のUTSUNOMIYA BREX.EXE(以下BREX.EXE)に所属する齊藤洋介は、その結果を手放しで喜ぶわけにはいかなかった。

男子か女子の一つにしか開催国枠がなくなった時点(10月3日)で、国際大会の出場が残されていたのは僕ら(BREX.EXE)と(TOKYO)DIMEしかいませんでした。自分たちが大きいポイントを稼ぐことが、国のための仕事だと思ってもいました。とにかく女子のがんばりや強さは本物です。オリンピックが決まったことは本当にうれしいですが、なんて言うか…複雑な気持ちです

東京オリンピックに出場する男女各8チームうち、半分が11月1日に決まった。ちょうど1年前から出場権争いはスタートし、2019年11月1日時点で世界ランキング4位以内に入れば良い、という明快なものでもあった。3×3の場合、日本代表として出場した国際大会の結果だけがランキングに反映されるわけではない。BREX.EXEのように日本のチームとして参戦した結果や、そこに所属する選手のポイントが日本のランキングに加算される。もっと言えば、日本のチーム同士で争う国内大会もFIBAにエントリーさえすれば、大小関わらず全てが日本のポイントにつながる。新しい競技ゆえに普及を兼ねたこのシステムは、理不尽に思うかもしれないが“やったもの勝ち”でもあった。しかし、1枠に減ったことが露呈したのは10月3日、タイムリミットまで1ヶ月を切っていた。

BREX.EXEは、TOKYO DIMEとともにワールドツアー・ファイナルへの逆転出場を懸け、10月18日から2日間、サウジアラビアでのジェッダ大会に出場。日本チームとして最高位となる4位の結果を残した。しかし合計111点は、12位ローザンヌTNVの125点に一歩及ばず、地元開催の世界一決定戦に進むことはできなかった。だが、BREX.EXEやTOKYO DIMEが国際大会に継続して世界に挑戦し続けたことで、男子は世界ランキング9位の好成績をキープできた大きな要因である。

世界大会でも「ベスト8に入るのが当たり前」

2017-18シーズン、信州ブレイブウォリアーズを最後に5人制に区切りをつけ、齊藤は3×3に専念することを決断した。昨年は国内の大会に参戦し、結果を残す一方で「3×3は国内のプレミアリーグに出るのが全てではなく、プロサーキットに出ることが目標なんだ」と世界へと道が続いていることを知る。今シーズンはチームの協力を得られたことで一気に世界が広がった。

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