宇都宮ブレックス 安齋竜三ヘッドコーチ

チャンピオンに返り咲くための苦言

もっと強く、もっと積極的に

開幕2連敗からスタートした宇都宮ブレックスは約1ヶ月を経て、現在8勝4敗。強豪ひしめく東地区3位につける。その間にはジェフ・ギブスと竹内公輔のインサイドの二人をケガで同時に欠くこともあった。それでもガマンしながら千葉ジェッツ、サンロッカーズ渋谷、シーホース三河とライバルに勝利し、今節ではBリーグ&アジアチャンピオンのアルバルク東京に79-71と一矢報いたことで、上昇するきっかけをつかみかけている。

今シーズン、安齋竜三ヘッドコーチは目指すべきバスケができていないことを試合後のコメントで強調してきた。前節、富山グラウジーズに69-72で敗れたときは、「ゲームの入りからディフェンスのアグレッシブさがなく、そのままずるずるといってしまった。ゲームとは40分間の積み重ねでしかなく、自分たちのやるべきことをしっかりやらなければ、このような結果になってしまうのは分かっていること」と強度の足りなさ、積極性のなさを指摘してきたはこれまでも多い。

A東京との初戦を72-73の接戦で落とし、「最後の場面でファウルをしなかったり、自分たちのディフェンスがセイムページではなかったことでミスミス勝利を逃した試合だった」と遂行力の違いを敗因に挙げた。プロとして勝つことが最優先である。だが、Bリーグファーストシーズン以降、A東京に明け渡しているチャンピオンに返り咲くためにも、レギュラーシーズン中はただ勝つだけではなく、より質の高いバスケを安齋ヘッドコーチは求めていた。

お互いにディフェンスを信条とする対戦だったが、「A東京のディフェンスはかなりレベルが高い。逆に我々はシンプルなプレッシャーディフェンスを遂行しきれなかった」ことに差を感じていた。その差を埋めるために準備して臨んだ2戦目は、もう一度自分たちのディフェンスを意識させたことで「流れのあるオフェンスができた」。得点を多く獲れば良いスポーツではあるが、オフェンスだけに注力すれば勝てるわけでもない。良いオフェンスを作るためにもディフェンスこそが大事であり、そこからリズムが生まれる。

今日は崩れそうなところをコートの中にいる全員が集中し、ガマンして勝てたところに成長が見られた。ケガ人が多く出たときはひとつになることはできていたが、こうして戻って来てプレータイムがばらけたときに少し崩れる可能性はあるとも感じていた。それが先週の富山戦だったが、この試合に勝って取り戻すことができたことは大きい。これを続けて行ければ良い

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