「バスケで町おこし」をキーワードに「SHIBATAストリートバスケバトル」をプロデュースする新発田市在住のアートディレクター松田英幸さん。前回のインタビュー掲載後には新発田市のクリスマスイベントにも参加し、反響と確かな手応えを得たという。本番当日を約1ヶ月後にひかえ、今回は会場である新発田市役所「ヨリネスしばた」札の辻広場に松田さんをはじめとする実行委員会の皆さんに集まってもらい、イベントの詳しい内容や意気込みを伺った。
── 掲載後には札の辻広場で行われたクリスマスイベントにも参加されたそうですね。
ジョーダンのスニーカーを並べていると、それを好きな人たちが「ピクピク」反応しているのがわかるんです(笑)。でも、なかなか声をかけづらかったと思うんですよね。だけど恐る恐る「これ何しているんですか~?」と声をかけてもらえたのがすごく面白くて嬉しくて、その日は子ども向けのイベントがメインでしたので、本来のターゲットに来てもらえていたかというと微妙だったんですが、その中でも僕らの世代に近い親御さんが思った以上の反応をしてくれていました。僕らも実際にこのイベントがどんなイベントになるかというのを、より想像できるようになりましたし、この札の辻広場全体でイベントができたなら、もっとカッコよくなるしみんな驚くだろうとワクワクしました。
── 想像以上の手応えがありましたね。
そうですね。僕らの中ではかなりありました。やっぱりバスケの町というルーツがありましたね。
── 不安ではなかったですか。
誰も反応してくれないんじゃないかと思っていました(笑)。イルミネーションの点灯式なので会場はメルヘンチックな雰囲気で、僕らだけヤンチャな感じで浮いてたんですよ。でも最後には子どもたちが集まってきてくれて、ボールやジョーダンのユニフォームや旗に興奮して踊り出してくれました。それで子どもたちにももっと楽しんでもらえる企画を入れたほうがいいんじゃないかと思うきっかけになりました。
── 想定外の世代にもバスケというコンテンツは「刺さる」という実感を得られたんですね。
子どもたちが遊んでいるのを見ている親御さんたちが僕と同世代で、「昔バスケやってたんです」とか「実はエアジョーダン持ってるんです」とボソッと声をかけてくれました(笑)。良く聞いてみるとけっこうレアなエアジョーダンだったりしました!