熱中症対策で大切なことは3大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質の摂取はもちろんですが、ビタミン群やミネラル類、そして水分の摂取を心がけましょう。汗をかくことで失われた体内の水分や栄養を補い、熱中症にならないためには体内の水分を保つことが大切。水を飲むだけではなく、食事からの水分補給が重要です。
野菜たっぷり塩こうじスープ
手羽元にはビタミン類とミネラルが豊富に含まれており、代謝を助けて疲労回復にも役立ちます。赤パプリカは他の種類のパプリカより栄養価が高く、熱を入れてもビタミンCを壊さずに摂取することができます。スープにすることで、溶け出したコラーゲンやミネラル類もそのまま無駄なく摂り入れることができます。
・手羽元 4つ
・しめじ 60g
・ズッキーニ 40g
・パプリカ 30g
・トマト 小2個(60g)
・玉ねぎ 100g
・ニンニク 1かけ分
・オリーブ油 小さじ1
・塩こうじ 大さじ3
・塩こしょう 適量
・水 500cc
作り方
1.手羽元に塩こうじをよく揉み込み、ズッキーニ、パプリカ、トマト、玉ねぎは1cm角にそろえて切る。ニンニクはスライスしておく。
2.鍋にオリーブ油、ニンニク、手羽元を入れて弱火で炒め、手羽元の表面の色が変わってきたら[1]の野菜を入れる。玉ねぎが半透明になるまでさらに炒めたら、水を加える。
3.手羽元に火が通ったら春雨を入れて煮込む。春雨が柔らかくなったら塩こしょうでお好みの味に調整して完成。
うなぎの炊き込みごはん
夏バテによいとされるうなぎはビタミン類やDHA、鉄分など多くの栄養素が豊富。ビタミンB1とB2は摂取した栄養をエネルギーにスムーズに変換させる効果があるため代謝がよくなり、疲労回復効果も期待できます。DHAは脳の神経細胞の働きをスムーズにしてくれるため、集中力アップ。鉄分は全身に酸素を運んで貧血予防に、疲れやだるさを感じにくくしてくれます。
・うなぎの蒲焼き 1匹(160g)
・ゆで枝豆 30g
・白だし 大さじ1
・お米 2合
・青ネギ 20g
・たくあん お好みで
・蒲焼きのタレ(付属品)
作り方
1.お米を洗い、水気を切る。うなぎの蒲焼きは3cm角くらいの大きさに切っておく。
2.炊飯釜にお米と白だしを入れ、水を2合分入れたら、うなぎの蒲焼きと枝豆を入れて炊く。
3.炊き上がったら蒲焼きについている付属のタレを入れ、軽く混ぜて完成。
かぼちゃとナッツのサラダ
食欲が落ちやすい季節はサラダから糖質を摂取するのもオススメ。乳製品を入れることでタンパク質の摂取ができて疲労回復効果も。ナッツに含まれるビタミンCは熱に弱いのですが、かぼちゃのデンプンで守られるため、失われにくくなります。
・かぼちゃ 160g
・ミックスナッツ 15g
・チーズ 15g
・はちみつ 少々
作り方
1.かぼちゃは皮をむいて3cm角くらいの大きさに切り、耐熱皿に入れてラップをかけ、レンジで柔らかくなるまで加熱(600Wで3分)して潰しておく。ナッツは細かく切っておく。
2.[1]のかぼちゃにナッツ、チーズ、牛乳、はちみつを入れ、よく混ぜて完成。
さっぱりわかめと梅の炒め物
梅は疲労回復と夏バテ解消に効果。わかめは熱を通すことで血液の流動性をさらに高め、栄養を身体の隅々まで運んでくれます。レタスに含まれる食物繊維で腸内環境を良好に。
・乾燥わかめ 4g
・レタス 160g
・梅干し 10g
・ごま油 小さじ1
・白ごま 適量
作り方
1.わかめを水(分量外)で戻し、水分をよく切っておく。レタスは一口大ほどに切り、梅干しは種を取り出し、タタキにしておく。
2.フライパンにごま油をひき、わかめ、梅、レタスを入れてさっと炒める。白だしを入れ混ぜ、白ごまをかけて完成。
レシピ協力:藤原則子さん
ご主人は新潟アルビレックスBB、群馬クレインサンダーズなどで選手として活躍された藤原隆充さん。アスリートフードマイスター3級の資格を取得し、選手生活を食事面からもサポートされてきました。
アスリートフードマイスターとは:アスリートのパフォーマンスを最大化するため、最適な食事プログラムを提供する人材 ※アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定する民間の資格