今年の夏は暑く長く続きました。ですが、ようやく涼しくなったかと思えば、今度は季節外れの夏日も。涼しい気候に慣れたあとの気温上昇などは、寒暖差で体調を崩してしまうことに。暑くなったときはエネルギー代謝をスムーズにするビタミンB1を意識したメニュー作りを。ビタミン類は身体の調子を整え、ミネラル類は身体の熱を逃してくれる効果があります。胃腸の冷えは食欲低下につながるため、温かい飲み物はなるべく食事に取り入れましょう。
豚肉と納豆のスタミナ丼
豚肉、納豆には豊富にビタミンB1が含まれていています。また、ニンニクやニラと摂取することでビタミンB1の吸収率が上がる効果があります。
・豚肉ロース小間切れ 260g
・納豆 1パック分(約40g~50g)
・ニラ 60g
・きざみニンニク 半かけ分
・きざみ生姜 半かけ分
・高菜漬け 40g
・かいわれだいこん 適量
・ごま油 小さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ2
・醤油 小さじ1
・オイスターソース 小さじ1
・甜麺醤 小さじ1
・キムチ お好みで
作り方
1.豚肉とニラを1cm幅に切り揃える。
2.フライパンにごま油、ニンニク、生姜を入れて温め、香りが出てきたら豚肉を入れて炒める。
3.豚肉に火がを通ったら、ニラ、納豆、高菜、鶏がらスープの素、醤油、オイスターソース、甜麺醤を入れて炒め、ごはんに盛り、お好みでかいわれだいこんとキムチを添えて完成。
エビとキクラゲのサッパリ炒め
優秀なタンパク源であるエビとたまごをトマトと炒めることでサッパリと食べることができます。トマトに含まれるリコピンには抗酸化物質が含まれ、熱を加えることで効率よく摂取することができます。
・エビ 150g
・乾燥キクラゲ 5g
・トマト 75g
・たまご 2個
・鶏がらスープの素 小さじ1
・塩こしょう 適量
・オリーブ油 大さじ1
・レモン汁 小さじ1
・レタス類 適量
作り方
1.乾燥キクラゲを水(分量外)で戻して、食べやすい大きさに切り揃えておく。トマトも食べやすい大きさに切り、たまごは器に割り入れ、混ぜておく。
2.フライパンに大さじ1/2のオリーブ油を入れ、たまごを入れて箸でほぐしながら炒めたら、一旦器に戻す。
3.フライパンに残りのオリーブ油を入れ、エビ、キクラゲ、トマトを入れて炒める。エビに火が通ったら、鶏がらスープの素とナンプラー、[2]のたまごを入れて軽く炒め、塩こしょうで味を整えたら完成。
野菜と牛肉の揚げ浸し
ナスやオクラ、カボチャなどの野菜類には自律神経を整えるために必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。牛肉は吸収率の高い鉄分やタンパク質の合成に必要な亜鉛、貧血予防に欠かせないビタミンB12が豊富に含まれています。
・ナス 150g
・オクラ 30g
・牛肉小間切れ 70g
・カボチャ 70g
・水 70cc
・酢 大さじ1
・揚げ油 適量
作り方
1.ナス、カボチャは食べやすい大きさに切っておく。オクラはヘタの先を切り落とし下処理をする。
2.油を温め、ナス、カボチャ、オクラを素揚げにして、油を切る。
3.鍋にお湯(分量外)を沸かし、牛肉を湯通ししておく。
4.めんつゆ、水、酢を混ぜ合わせ、そこに[2]と[3]を入れて30分以上浸す。
梅のお吸いもの
梅ぼしには解毒作用があり、肝機能の働きを助けて、食欲増進効果があります。また、汗で出てしまうナトリウムやカリウムが豊富で、クエン酸効果で疲労回復も期待できます。
・梅ぼし 半分~1個分
・乾燥わかめ 1g
・三つ葉 適量
・お湯 400cc
・醤油 少々
作り方
1.お湯を沸かして、梅ぼしを種から外し、実を軽く包丁で叩いておく。三つ葉も食べやすい大きさに切っておく。
2.お椀に梅ぼし、三つ葉、乾燥わかめ、白だし、醤油を入れ、お湯を注いで、わかめが戻ったら完成。
レシピ協力:藤原則子さん
ご主人は新潟アルビレックスBB、群馬クレインサンダーズなどで選手として活躍された藤原隆充さん。アスリートフードマイスター3級の資格を取得し、選手生活を食事面からもサポートされてきました。
アスリートフードマイスターとは:アスリートのパフォーマンスを最大化するため、最適な食事プログラムを提供する人材 ※アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定する民間の資格