10代の身体づくりは一生の財産となります。身長や骨格といった見た目だけでなく、心臓や肝臓や肺、また全身の神経などはこの時期に土台が完成されます。身体づくりにはトレーニング、睡眠(休養)、そして、食事が大切。バランスよく栄養価の高い食事を意識しましょう。
照り焼きソースの豚ハンバーグ
豚肉に含まれるビタミンB1は持久力をアップさせる効果があります。ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える役割もあり、不足するとイライラしたり集中力の減衰を招いてしまいます。豚肉のタンパク質はピーマンのビタミンCと一緒にとることでコラーゲンの生成が促され、丈夫な骨の形成には欠かせません。
・豚ひき肉 370g
・玉ネギ 1/2個
・ニンジン 40g
・ピーマン 30g
・パン粉 大さじ1
・塩こしょう 適量
・オリーブオイル 大さじ1
・付け合わせサラダ お好み
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・ニンニクすりおろし 小さじ1/2
作り方
1.玉ネギ、ニンジン、ピーマンをみじん切りにする。
2.ボウルに[1]と豚ひき肉、パン粉、塩こしょう適量を入れ、よくこねて4分割し、丸めておく。
3.フライパンにオリーブオイルと[2]を入れ、両面に焼き色がついたら、フタをして10分ほど弱火で焼く。中まで火が通ったら一度取り出す。
4.フライパンに[A]を全部入れ、よく混ぜながら煮立たせたら、ハンバーグを戻す。よくタレを絡めたら完成。
鮭とキノコの炊き込みご飯
鮭に含まれるアスタキサンチンには活性酸素を除去し、細胞を健全な状態に保つ効果があります。アスリートは激しい運動をするため、抗活性酸素の食材は意識して摂取していきたいです。キノコ類には余分に取り過ぎた脂肪を排出してくれる役目があります。ごぼうには葉酸と銅という血液を作る栄養素が豊富で、成長期には欠かせません。浅漬けにして添えてみました。
・米 2合
・塩鮭 150g
・シメジ 50g
・油揚げ 10g
・水 400cc
・刻み海苔 少々
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1/2
・酒 大さじ1
・和風だしの素 小さじ1
作り方
1.米を洗い、30分ほど水気を切っておく。シメジは石付きから外してほぐしておく。油揚げは千切りにしておく。
2.炊飯器に米と水、[A]を入れ、その上に塩鮭、しめじ、油揚げをのせて普通炊きで炊く。
3.炊けたらよく混ぜ、器に盛り付ける。刻み海苔をのせて完成。
納豆チーズオムレツ
動物性タンパク質と植物性タンパク質が1品でとれるレシピ。納豆は血流を改善して全身に栄養を運び、その植物性乳酸菌は腸まで届きいて腸内環境を整えてくれます。
・納豆 1パック
・たまご(Mサイズ) 2個
・とろけるチーズ 20g
・青ネギ 10g
・油 小さじ1
作り方
1.たまごをボウルに割り入れ、とろけるチーズと牛乳を入れ、よく混ぜる。青ネギは小口切りにしておく。
2.納豆には付属のタレを入れ、泡立つまで混ぜて2等分しておく。
3.フライパンに油小さじ半分を入れ、[1]のたまごを半分流し入れて焼く。たまごが半熟になったら、一度火を止めて納豆を入れ、再度火をつけ、たまごで納豆を包み完成。(2人分なのでこれをくりかえす)
4.器に盛り、青ネギをのせて完成。
鶏肉とじゃがいものポトフ
鶏肉に含まれるビタミンAには発育を促進させる効果があり、トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、熱を加えることでもっと吸収しやすくなります。水に溶けやすい水溶性のビタミン類もスープにすることで摂取しやすくなります。
・鶏もも肉 50g
・ジャガイモ 100g
・トマト 80g
・カボチャ 50g
・冷凍枝豆 30g
・水 300cc
・塩こしょう 適量
・油 小さじ1/2
作り方
1.鶏もも肉を2~3cmの大きさに切る。ジャガイモ、カボチャ、トマトも大きさを鶏もも肉に揃えて切る。
2.鍋に油をひき、[1]を入れて焦げないように5分ほど炒める。
3.水とコンソメ、サヤから外した枝豆を入れ、ひと煮たちしたら、塩こしょうで味を調えて完成。
ほうれん草とひじきのアンチョビ炒め
ほうれん草に含まれるビタミン類は肺などの呼吸器系統を守る働きがあります。ひじきにはヨウ素がたくさん含まれており、ヨウ素は成長や代謝を促す甲状腺ホルモンの成分として欠かせません。
・ほうれん草 60g
・乾燥ひじき 2g
・水菜 60g
・アンチョビ 1フィレ
・オリーブオイル 小さじ1
・塩こしょう 適量
作り方
1.ほうれん草は熱湯(分量外)でさっとゆで、水気をとり、3cmくらいに切っておく。水菜も3cmくらいに切り揃え、アンチョビは細かくみじん切りにしておく。ひじきは水(分量外)で戻し、水気を切る。
2.フライパンにオリーブオイルをひき、刻みニンニクとアンチョビを入れ温める。香りが立ったら、水菜とひじきを入れて炒める。
3.水菜がしんなりしてきたらほうれん草を入れて軽く炒め、塩こしょうで味を調えて完成。
レシピ協力:藤原則子さん
ご主人は群馬クレインサンダーズアシスタントコーチの藤原隆充さん。アスリートフードマイスター3級の資格を取得し、選手生活を食事面からもサポートされてきました。
アスリートフードマイスターとは:アスリートのパフォーマンスを最大化するため、最適な食事プログラムを提供する人材 ※アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定する民間の資格
撮影協力:花のガロガロ