試合当日の朝ごはんはエネルギー源となる炭水化物をメインに考えます。加えて、緊張やストレスを和らげて、体調を整えてくれるビタミンC。たんぱく質がエネルギーになる手助けをするビタミンB1などもしっかりと摂りいれたいところ。朝にしっかりと糖質を摂ると、脳が目覚めて集中力が増し、夜には深い眠りを促すホルモンが分泌されます。試合の開始時間から逆算して、3〜4時間前までには食事を済ませるようにすると、試合開始時には胃の中の食べものも消化され、エネルギーも満タンという状態になってベスト。
力うどん
うどんとお餅でたっぷりのエネルギーを。温かいうどんで胃腸も温まり、水分の補給にも。だいこんおろしで消化を助けてもらい、豚肉に含まれるビタミンB1が糖質をスムーズにエネルギーに変えてくれます。
・冷凍うどん 200g×2
・豚ロース肉 100g
・餅 40g×2
・かいわれだいこん 10g
・めんつゆ 150cc
・水 600cc
作り方
1.鍋に水(分量外)を沸かして豚ロース肉を茹で、ざるにあげておく。だいこんはすりおろして、餅はトースターで焼く。
2.新しく鍋に水600ccを沸騰させる。うどんをいれて柔らかくなるまで煮たら、めんつゆを入れる。
3.器に盛ったら具材の豚ロース肉、だいこんおろし、焼き餅、かいわれだいこんをのせて完成。
梅としらすのおにぎり
梅ぼしには免疫力の向上、胃腸の働きを促進させる効果があり、しらすはカルシウムとビタミン類などが豊富、筋肉の働きや神経の伝達をスムーズにしてくれる効果があります。
・カリカリ梅 5粒
・しらす干し 15g
作り方
1.カリカリ梅は種を取り、粗く刻む。
2.ボウルにごはん、しらす干し、カリカリ梅を入れて混ぜる。
3.おにぎりを握って完成。
バナナのフレンチトースト
焼きバナナは体を温めてくれるほか、甘さが増すために砂糖の量を控えることができます。バナナにはビタミンB1やB6などエネルギー代謝に必要な栄養素がたくさん入っています。
・バナナ 1本
・8枚切り食パン 1枚
・牛乳 100cc
・バター 10g
・ハチミツ お好みで
作り方
1.バナナの半分はスライスに、残りの半分はフォークなどで潰しておく。
2.[1]に牛乳とたまごを入れてよく混ぜ、食べやすい大きさに切った食パンを浸しておく。
3.フライパンにバターを落とし、スライスしたバナナに焼き色がつくまで焼いたら取り出しておく。次に[2]の食パンを入れ、フタをして弱火で焦げないように火を通す。
4.食パンを器に盛り、焼きバナナを乗せて完成。お好みでハチミツをかけて。
レシピ協力:藤原則子さん
ご主人は新潟アルビレックスBB、群馬クレインサンダーズなどで選手として活躍された藤原隆充さん。アスリートフードマイスター3級の資格を取得し、選手生活を食事面からもサポートされてきました。
アスリートフードマイスターとは:アスリートのパフォーマンスを最大化するため、最適な食事プログラムを提供する人材 ※アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスターが認定する民間の資格