現地D.C.に多くの日本人が押し寄せ、盛り上がりを見せる八村フィーバー
開幕から1ヶ月が経ち、今シーズンも変わらぬ一喜一憂する日々を送っている。おかげさまで八村塁が加入したことで様々なメディアに取り上げられ、我らがワシントン・ウィザーズのニュースを見ない日がない。「二桁得点」など景気が良い見出しが躍り、ついつい強豪チームなのではないかと錯覚してしまう。しかし、いずれも八村の活躍だけが切り取られているだけであり、実際は憂う日々の方が多く、すでに最下位も経験済みだ。
開幕直後はケガ人も多かったが、トロイ・ブラウンJr.、ジョーダン・マクレイ、アイザイア・トーマス、CJ・マイルズと期待の若手や新戦力のベテランが戻って来たことでチームに厚みが増している。トロイとアイザイアはスタメンで起用され、ダービス・バルタンズ(ラトビア) とモー・バグナー(ドイツ)のヨーロピアンコンビを筆頭にセカンドユニットが頼もしい。新戦力が噛み合い、若手が伸びてくれば優勝はすぐそこだ。Go Wizards!!!
さて、八村フィーバーにより、すでにワシントンD.C.で生観戦をされた方も多いことだろう。実際、NBA Rakutenでの中継を見ていても、2シーズン前に行ったときとは打って変わって、本拠地となるキャピタルワン・アリーナには日本人が簡単に目視できる。マイケル・ジョーダンが電撃復帰し、ウィザーズの青いユニフォームを着て戦っていたとき以来の盛り上がりを見せている。
アリーナにあるチームストアやコンコースに軒を連ねるグッズショップでは、八村ウェアやグッズが販売されているそうだ。ホーム開幕戦を取材し、帰国した記者たちは「とりあえず八村がついているものは全部買ってきた」という強者から、「思っていたよりなにもなかった」と正直な感想も耳にする。確かに、筆者のようにウィザーズを愛していなければ、さほど魅力的なものはないかもしれない。
ここ数年、会場よりもネットの方が商品も豊富であり、さらにディスカウントされているケースも多いと感じる。次に行くときは事前にネット購入し、滞在するホテルに届けてもらおうかと画策している。