── 大塚さん自身は自分のバスケIQをどのように評価していますか?
自分のバスケIQですか? うーん、どうなんでしょうね。自分として忘れられないのはbjリーグのときのファイナルで、2年連続で負けちゃったんですけど、そのときの自分はコーチに言われたことを完璧にやろうということだけを考えていて、あとから思えばもっといい選択肢があったのにそれを選ばなかった場面がありました。そのとき思ったのは(選手として)自分がもっと変わらなきゃいけないということです。それからはバスケIQを高くしていくことを意識するようになりました。その意識は常にあります。
── 川崎はディフェンスのチームとしても定評があります。それに関してはどのように思われていますか?
そこは結構心配でしたよ。ただ単にディフェンスができるだけではなくて、チームのシステムとしての動きができるかどうか、また1つひとつの強度を落とさずできるかどうか、それができないと試合には出れないと言われてますし。
── ハードルは高い?
高いですね。でも、それは入る前からわかっていたことなのであとは自分が努力するだけです。そういった意味ではディフェンスに対する意識、意欲は確実に変わってきたと思いますね。
── 川崎の中で大塚さんが考える自分の役割とは?
当然求められるのはシューターとしての得点力だと思います。富山のときと比べたらプレータイムは半分以下になるかもしれませんが、プレータイムが減ってもその中で平均得点とか効率の良さとかいったものは変わってはいけない。それが今、自分が目指しているところですね。プレータイムが少なくても数字を残すこと。それが評価にもつながりますから意識して頑張っていきたいです。
── 今シーズンの目標は?
チームとしてはもちろん優勝です。天皇杯もリーグも目指すのは優勝しかありません。個人的には今年も3Pシュートのランキングトップ10内には必ず入るのが目標です。確率よく本数も決めてチームに貢献したいですね。