新潟県三条市を拠点とするSANJO BEATERS.EXEは2019年から参戦している男子チームに続き、女子チームも一昨年に3×3.EXE PREMIERに参入。昨年はプレーオフに進んで準優勝を果たし、今年もアークタウン宇都宮で行われたラウンド4を制している。
その翌週に川越プリンスホテルで開催されたラウンド5は、ラウンド4の決勝で対戦したTOKYO VERDY.EXEと予選グループで再戦。これを17-15の僅差で勝利すると、2試合目は終始優勢を保ってNAGOYA DERRAZE.EXEに快勝し、決勝トーナメントに進出。準決勝でST-KASUMI.EXEに敗れ、ラウンド連覇はならなかったものの、大塚千生は手応えも得ていた。

「まず1試合目のVERDY戦に全力を注ごうと言って頑張った結果、このメンバーで勝つことができたのですごく嬉しかったです。そのまま勢いに乗ってセミファイナルまで来れたので、負けたのは悔しいですけど自分たちを褒めたいなと思います」
前ラウンド覇者としては謙虚にも見えるが、それには理由がある。ラウンド4を制したロスター4人全員を入れ替えてラウンド5に臨んだからだ。ラウンド4は4人全員がWリーグ・新潟アルビレックスBBラビッツの現役選手で、今回は大塚の他に山澤恵、郷六柚葉、大野萌絵という新加入選手4人の構成。郷六と大野は大学4年生であり、2人とも今ラウンドが初出場だった。大塚も自身の出来にはあまり納得していない中、そんなチームメートに助けられたという感覚があったようだ。
「この4人で練習もほとんどしてなくて、合わせたのも1回くらいで今日に臨んだんですけど、若い大学生の2人が体を張って頑張ってくれたので、それで結果がついてきたのかなと思います。私自身は2試合目に少し疲れが出てしまって、自分の持ち味である2ポイントを決めるべき場面で決めきれなかったのが悔しいですし、なかなか打てない状況が続いて苦しい時間帯もあったんですけど、その分ドライブで攻めることができたのは良かったと思います」
前ラウンドの優勝が現役Wリーガーの手によるものだったことは、今ラウンドの選手たちもどこかしら意識していた。この日の1試合目が前ラウンドの決勝のカードだったから尚更だろう。それでも、大塚は必要以上に意識することなく、楽しむことを第一に考えることができた。
「前回の4人が優勝して、その結果もあって今3位につけることができていたので、負けられないというプレッシャーはあったんですけど、そこまで気負いはなく、自分たちらしく楽しんでバスケットをすればと思って、初戦に勝つこともできて、実際に楽しんでやれたと思います」

アーリーエントリーでの加入から昨シーズンまで、姫路(現・広島)イーグレッツで2シーズン半プレーしていた大塚は、現在母校の新潟経営大でアシスタントコーチを務めている。これはかねてから話し合っていたことで、昨年の夏頃には正式に決まっていたそうだ。「この1年は悔いのないようにやりきる」と心に決めてWリーグでの最後のシーズンを過ごしたが、出場機会に恵まれていなかったこともあってか、苦しい思いを味わうことのほうが多かったと振り返る。











