SEKAIE.EXEは新潟アルビレックスBBラビッツとのパートナーシップを締結
オフシーズンに入ったWリーグだが、3×3で活躍する選手が目立っている。先日行われたアジアカップに出場した3×3女子日本代表は、伊集南(デンソーアイリス)、篠崎澪(富士通レッドウェーブ)、西岡里紗(三菱電機コアラーズ)、宮下希保(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)といずれも現役Wリーガーを揃え、銅メダルを獲得した。ファーストシーズンを終えた女子3×3「3W」(トリプルダブル)にも、第8戦(4月6日)に馬瓜ステファニーと山本麻衣(ともにトヨタ自動車アンテロープス)が参戦し、優勝している。SEKAIE.EXEに至っては、ほぼ新潟アルビレックスBBラビッツだった。
Wリーグがオフを迎えた今年3月、SEKAIE.EXEはラビッツとのパートナーシップを締結。宮坂桃菜、北川直美、中山樹、ルーキーの千葉歩に加え、3人の共栄大学の選手を加えた7人がラインナップされている。その中から3W FINALには宮坂、北川、千葉、共栄大学の李人竹の4人で挑む。1回戦でTOKYO DIMEと対戦し、18-22で接戦を落とした。
「勝てなかったですが、今まで自分たちが課題としていたプレーはクリアできたので、次の課題に向かっていけるのは良かった点です」とプラスに捉えていたのは宮坂である。「環境やルール、ボールも全然違うので最初はどうかなと思いました」という状況であり、まだまだ3×3はスタートしたばかりだ。
勝利の女神に見放されたラビッツだが、SEKAIE.EXEでは2戦目にして優勝を経験
宮坂は2016-17シーズンからアーリーエントリーでラビッツに入団。東京医療保健大学出身であり、最後のインカレは準優勝。しかし、Wリーグではたった2回しか勝利を味わえていない。2017-18シーズンは右膝前十字靭帯損傷によりコートに立てず、チームは1回も勝てなかった。ケガから復帰した昨シーズンは22試合全てに出場し、平均8.2点、アシストはチームハイとなる72本と本来の姿を見せる。だが、1勝しか挙げられず、Wリーグのキャリアにおいて通算2勝しかできていない。学生時代とは打って変わり、勝利の女神に見放され続けている。