「ジャン(横井)さんもハンドラーに慣れてるわけじゃないですし、私抜きで外国籍選手とコミュニケーションを取るというのも彼女にとって新しい環境だと私は思っていて、そこに私が入ってプレーしたらどういう結果だったのかなとは思いますけど、でもそれを気にしてもしょうがない。私は私で頑張らないと、逆に意味がなくなっちゃうなって。
それこそ先々週の3XS(トライクロス)も私がメンバーに入ってなくて、外から見させてもらったんですけど、その時間が自分にとっても良かったと思うんです。今日の試合をジャンさんも見てくれてましたけど、こういうタイミングはお互いにとって良いんじゃないかなって思います」

とはいえ、FLOWLISH GUNMAの設立時にチームの一員となった横井と髙橋が、手を取り合ってチームを作ってきた事実は変わらない。同じ大会に別のチームで参戦していることをどう感じているかを問うと、髙橋はやはり横井を相棒のように感じていることを窺わせた。
「群馬でやることの意味って、私としては横井さんと一緒にやりたいというのが理由としてあるので、こうやって分かれて出るのはなんかさみしい気持ちもありながら(笑)、でもどこまでいっても私ありきのチームなのも良くないと思うので、これはチームが次に行くステップアップだと思ってます。ジャンさんもずっと群馬にいるわけじゃないと思いますけど、私は2人で次のステージを作っていく感覚で取り組んでます」
そしてまた横井も、髙橋の存在ゆえにチームが良いステップを踏めていることを実感。リーディングチームとしての自覚を持ち、今後も髙橋とともに日本の3×3を盛り上げていこうという意識を高める。
「立ち上げ当初から私たち2人がいて、FLOWLISHだからこそこういう舞台にも来れてるというのがあると思うので、日本にもいろんなチームがあると思うんですけど、自分たちが他のチームを引っ張っていける存在になっていきたいと思います」
8月28~30日には、群馬県高崎市に大会を誘致したTakasaki STOPも開催される。ここでも横井と髙橋はチームを分かれて出場することになるが、Women’s Seriesを誘致できたのもやはり、横井と髙橋を中心としたFLOWLISH GUNMAのチームとしての活動の結実に他ならない。チームの未来の次なる一歩がこのTakasaki STOPであり、「1年1年積み重ねてきたことが世界大会につながってる。まずはそのTakasaki STOPをしっかり戦いたい」と横井は決意を新たにした。

これまでにもWomen’s Seriesに参戦し、「世界に行って衝撃を受けた」という横井は「3×3を今やってる選手もそうですし、今日は子どもたちも見に来てくれてるので、こういう所を目指すんだよと伝えられたらと思います。自分たちは支えてくださる方がいてこういう大会にも出られるので、その方たちに結果で恩返ししていきたい」と語る。Takasaki STOPは、髙橋擁するMitsubishi Electricとの直接対決が実現するかどうかという点も含めて非常に楽しみだ。
文・写真 吉川哲彦











