ワールドカップ準優勝のラトビア代表のメンバー3人を擁するRiga Ghettoは、昨シーズンのワールドツアーでも準優勝した悔しさとともにリベンジを狙う。Novi Sadを破ったPrincetonには2013年から2シーズン、ミネソタ・ティンバーウルブスでプレーした元NBAの#4 ロビー・ヒューメルがいる。ヒューメルと#1 デイモン・ハフマンはアメリカ代表として、今年6月に行われたワールドカップで世界一になった。3×3でも本気を出してきたアメリカ同士の対戦も注目だ。
11月1日、1年間に及んだ国別ランキング争いの結果、東京オリンピックへ出場する4チームが先に決まった(全8チーム出場)。男子は1位セルビア、2位ロシア、3位中国、そして9位の日本が開催国枠として出場権を手にした。本来は男女とも出場権を与えられていたはずが、約1ヶ月前に国際オリンピック連盟(IOC)の最終承認が得られず、土壇場でどちらか一枠に減ってしまった。女子は当初のレギュレーション通りに1位ロシア、2位中国、3位モンゴル、4位ルーマニアの上位4チームに決まり、11位の日本は来年3月に行われるオリンピック予選に出場し、自らの手で切符をつかみに行く。
ワールドツアー参戦チームで唯一、オリンピック出場を決めたセルビア。#3 ミハイロ・バシック(Liman)、#4 マルコ・サビッチ、#5 デヤン・マストロビッチ、#6 ドゥサン・ブルト(ともにNovi Sad)は現セルビア代表であり、来年の東京オリンピックにもやって来る可能性が高い選手たちだ。
5人制と比較し、ぶつかり合いの中でもファウルを取らずに流されることが多い3×3。2メートルの大男たちがぶつかり合うアツい肉弾戦は迫力満点だ。ぜひ、間近で見ていただきたい。
https://www.3x3exe.com/worldtour/
https://worldtour.fiba3x3.com/2019/utsunomiya
文・写真 泉誠一