1on1バスケットボールの世界No.1決定戦、『 Red Bull King of the Rock 2015 World Final(レッドブル・キング・オブ・ザ・ロック・ワールドファイナル)に出場する日本代表に“WORM”こと落合知也が決定した。2013年の同大会にはM21(三井秀機)が出場、2014年にはWORMが出場したものの、ともに満足できる結果を残すことはできなかった。2年連続で代表に勝ち上がったWORMは、日本最高のストリートボーラーとして自他共に認める存在。リベンジを胸に秘めたWORMの再チャレンジに期待したい。
実は、2015年の日本予選は開催されないことになっていた。ところが、「チーム力ではなく、自分自身の力・スキルのみでぶつかり合う1on1の大会」として開催を熱望する声が多かったことから、プレイヤーたちの思いを受け止め、Red Bull King of the Rockと同じフォーマットによる予選の実施が決定した。その名も『LOSERS GO HOME』。
8月8日(土)、神奈川県立大楠高等学校に集まったのは、「ゼッタイ俺が一番!」と腕に覚えのあるプレイヤーたち。自分のテクニックと相手に勝ちたいという強い信念をモチベーションにパフォーマンスを披露し、無観客とは思えない白熱したバトルを展開した。
昨年のRed Bull King of the Rock Japan Finalで活躍した参加者、409(安室高志)やDAISUKE(福田大佑)、AB(海老原奨)、Harashow(原慎也)らがベスト16や8で敗退していく中、WORMは落ち着いた試合運びで順当に勝ち進む。世界と戦った自信と経験から、終始集中を切らさず、クレバーな戦い方に徹してFINALへ。
そのFINALの相手は、日本のストリートボールシーンを代表するプレイヤーであり、2014年度3×3男子日本代表でもあるK-TA(鈴木慶太)。序盤、先手を取ったのはK-TAだった。しかし、すぐさまWORMが決め返すと、その後は相手をうまく抑え込み、ポイントを加算する。最終スコアは8-2とWORMが圧勝した。世界への挑戦権を賭けて繰り広げられた戦いは、“世界を知るWORM”が対戦相手を圧倒した印象が強い。
「昨年は1回戦で負けてしまい、とても悔しい思いをしました。この1年間、世界との戦いを常にイメージしながら戦ってきたので、今年は相手が誰であろうと初戦を勝ち抜いて、最低でもベスト8を目指します」(WORM)と、力強くリベンジを誓った。
■Red Bull King of the Rock 2015 World Final
2015年8月29日(土)@トルコ・イスタンブール
Red Bull BASKETBALL: http://www.redbull.com/jp/ja/
参考記事:http://bbspirits.com/column/rb140921/