こんにちは、石崎巧です。
大変ありがたいことにこれからコラムを書かせてもらえることになりました。
読者の皆様の中にはご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はバスケットボール選手というお仕事をさせてもらっています。
ですが最近不意に、
「なんだか文章が書ける人になりたいなあ」
と思ってボーっと生きていたところ、ひょんなことからバスケットボールスピリッツさんから
「紙面を割けますよ」
という慈愛に満ちたお言葉をいただきました。なんということでしょう。これで某5歳児に叱られなくて済みます。
しかし、よく考えてみたらこんなズブの素人にいきなりコラムを書かせてくれるなんて、控えめに言っても正気の沙汰ではありません。
バスケットボールスピリッツはどうかしてしまったんや…と一瞬不安がよぎりました。
ですが、バスケットボールスピリッツといえば僕らみたいな脳筋野郎共のトンチンカンな発言を、とっても綺麗に翻訳してくださる猛者たちの集団。
そんな選ばれし勇者が「よい」と受け入れてくださるのなら、安心して身を委ねることができるというものです。
すぐにやらせてほしいと伝えました。
かくして、前途洋々な僕の執筆人生が幕を開けたわけですが、新しくなにかを始めるには当然それ相応の準備が必要となるものです。
かの著名な大探検家、コロンブスにして「0から1を創り出すのは難しい」と語っているのですから、凡人の僕はとてつもない勇気と覚悟を持って取り掛からねばなりません。
とりわけ重要なのは、書き出しの部分でしょう。
皆さんは普段スマホでなんらかのテキストサイトを訪れた際、冒頭部を軽く流し読むなどして、まずはこれが熟読するに値する読み物なのかどうかを判別していませんか?
これから僕もそのようなふるいにかけられ続けるのか…と思いを馳せるだけで、恐ろしくて恐ろしくて夜しか眠れません。(昼寝もよくします)