「お話をいただいてからは『自分に何ができるか』ということを考えることが多いんですけど、アルファヴィーナスに入ったきっかけからして、私としてはダンスを続けたいという気持ちが一番でした。レッスンは受けてきたんですけど、今のままではダメだなと思うこともあるので、まずはスキルアップして説得力のあるパフォーマンスができるように努めていきたいですね。こうして専属プロ契約をしていただけるなんて想像もしていなかったことで、もちろんプレッシャーもワクワク感もあるんですけど、今はまだ自分にできることを模索中で、どうすればクラブやブースターさん、アルファヴィーナスに還元していけるかという答えは正直まだ出ていません。ただ、注目していただける機会をいただいたので、とにかく今の自分にできることをやっていこうと思っています」
クラブが専属プロ契約締結を発表した際のTwitterライブでは、Hazukiが持つ魅力の1つとして「内面から出る美しさ」が挙げられていたが、当の本人は「わからないです(笑)。本当に光栄なんですけど」と照れ、「確かに中身がパフォーマンスに表れることはあると思うんですけど、パフォーマンス自体は本番に向けて練習を重ねていることなので、その成果というのが一番だと思います」とも語る。やはりダンススキルを突き詰めることが第一であり、そのためにはダンスに対する情熱が不可欠と考えているようだ。
「ダンサーさんにしても、どこまでやったらプロなんですかというのがあやふやなところはあると思うんですけど、私は説得力のあるパフォーマンスができるのがプロなのかなと思っていて、気持ちが乗っているとか生き生きしているとか、ダンスが好きじゃないと出てこない説得力ってあると思うんです。それだけは忘れたくないです」
とはいっても、もちろんダンスのキレや優雅さ、ミスなく踊ることだけを追求しているわけではない。選手たちをチアアップする存在であると同時に、不特定多数の観客の視線を集める存在でもあることをよく理解し、普段の振る舞いにも注意を払う。
「バスケットのチアって試合中ずっとコートにいるんですよ。コートに出て控室に戻るまでがパフォーマンスで、ダンスパフォーマンスそのものというよりも、それ以外のところで個性が出ると思います。私はすぐヘラヘラしちゃうので(笑)、そんなことのないように気を引き締めて、2時間アルファヴィーナスでい続けるということは意識しています」