東京エクセレンス 宮田諭GM × 千葉ジェッツふなばし 池内勇太GM

GMに必要なのはフットワークとコミュニケーション能力 part4

part3「『僕はGMに年齢やキャリアは関係ないと思っています』(宮田)」より続く

「僕は20年後にBリーグをNBAに次ぐリーグにしたいんです」(平)

 先ほど宮田さんは(GMの仕事は)「年齢やキャリアに関係ない」と言われましたが、そこのところをもう少し詳しく聞かせてもらえますか。

宮田 僕は若くても情熱があって周りとしっかりコミュニケーションを取れる人なら、別に選手出身じゃなくても、スタッフ出身じゃなくても構わないと思っているんですよ。肝心なのはGMとしていかにブレないものを持っているかということ。ブレない姿勢で周りと向き合っていけば「ああ、うちのGMはこう考えてるんだ」というのは必ず伝わるはずです。選手が「うちのGMはこういう方針なんだ」と理解し、納得してサインすれば(チーム内で)あれこれ言わない、言われない人間関係ができていくと思います。

 そういう意味では30歳の池内さんが優秀なGMになる可能性は高いですね。

宮田 もちろんです。島田さんは30歳の池内さんだからこそジェッツの新しいフェイズを作ってくれると期待してGMに指名したんじゃないでしょうか。キャリアがあってもすでに色が付いていて「僕のやり方はこうだからこうやってくれ」と言う人が来て、今のジェッツの良さが損なわれるより、ジェッツの良さの上に新しいものを構築していける池内さんを選んだのだと思います。

池内 ありがとうございます。気が引き締まります!(笑)

宮田 いえいえ、僕は全然エラそうなことは言えないGMですが、この役職は本当に年齢じゃなくて“その人”だと思っているので。ヘッドコーチやGMの考えに選手が共感して頑張るところからチームは生まれると思ってるんですよ。

 それがいいチーム作りの入口になるということですね。

宮田 そうそう、いいチームになる入口の第一歩です。逆にその入口がお金だけだったとしたら選手はいつか付いていけなくなる気がします。だって人間は人間に我慢できないじゃないですか。いくら有力選手を集めたとしても入口にお金しかなかったら、いいチームはできないと僕は思っています。

 今日は僕もいろいろ勉強させてもらいました。最後にこれはGMの話からちょっと離れるかもしれないですけど、今後のバスケットボール界についてお聞きしたいです。今、日本のバスケットボール界はワールドカップ、オリンピック、八村塁選手のNBA入りなんかですごく盛り上がっているじゃないですか。これは非常にうれしいことなんですが、中にはこの盛り上がりを“バスケットバブル”と呼ぶ人もいると聞きます。そのことについてお2人はどう思われますか?

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