旧B1からB3までの25クラブが集結し、今の時点では旧B3クラブの台頭も目立っているB.ONEだが、その中で越谷アルファーズは2シーズンB1に所属した地力を発揮している。岩手ビッグブルズとのGAME2に敗れ、開幕からの連勝は5で止まったものの、第4節はファイティングイーグルス名古屋との旧B1対決を制し、第5節のアースフレンズ東京Z戦も連勝。GAME1の第4クォーターに30失点を喫しながらも、GAME2はその反省を生かして突き放し、28点差をつける圧勝だった。この東京Z戦は池田祐一とムッサ・ダマを欠き、四家魁人もベンチ登録はされたものの出場を回避したため、普段と異なるローテーションで戦ったことを付け加えておかなければならない。
GAME2の勝利の立役者となったのは、2人のポイントガードを欠く中でベンチスタートながら司令塔を務めた菅原暉。これまでも課題としてきたGAME2の戦い方を改善できた点について選手を称えた森高大ヘッドコーチは、菅原についても「ポジションが1番でも2番でもプレーの質が高くて、チームを落ち着かせることができる。今後ポイントガードが戻ってくればまたロスター状況が変わると思うんですけど、その中でもうまく引っ張っていってほしい」とその存在価値を高く評価している。

ただ、当の菅原は19得点6アシスト3スティールという自身の数字について「19点取った感じはしないし、自分のスタッツを気にしてプレーしたことはない」と気に留めておらず、「チームのプラスになるようにプレーできて良かった」と勝利に貢献できたことを喜んだ。
事実、相手が連続得点で差を縮めたところで、その追い上げムードを断ち切る得点を挙げたことが、スタッツ以上のインパクトを残した。この日放った4本を全て決めたことで、今シーズンの3ポイントは18本中11本成功、約61%という高確率だが、「今は入ってるから良いですけど、僕よりシュートが上手い選手はチームにたくさんいるので、そこを生かしながら、空いたところで打てばいいというイメージです」とシュートを打つことにこだわりを見せない。
越谷はB.ONEで唯一成功率が40%を超えている3ポイントだけでなく、リーグで2番目というターンオーバーの少なさも好調の要因。ここでも、ハンドラーでありながら9試合で4個しか記録していない菅原の貢献が光っている。こういったプレーのクォリティーの高さは、かつて在籍した群馬クレインサンダーズや秋田ノーザンハピネッツで培ってきたものでもある。

「群馬ではCS(チャンピオンシップ)も経験してきて、あのタレントの中でプレーする中では一つひとつのプレーがカギになってきて、そのプレーをやりきらないと試合にも出られない状況でしたし、秋田では怪我人もたくさん出ましたけど、その中でも責任感を持ってやり続けなければいけないというのが本当に良い経験になりました。今シーズンはなんとしても優勝したいですし、まだ始まったばかりで自分にはもっとできることがある。引き続きチームのプラスになれるようにやっていきたいです」











