B.ONEは地区ごとに旧所属リーグの構成が異なる点が面白い。中地区は旧B2の2クラブと旧B3の3クラブという構成で、当然ながら旧B2の2クラブによる地区優勝争いが予想されるが、その2クラブが第3節に早くも激突。福井ブローウィンズが横浜エクセレンスのホームに乗り込んだ。
10月10日のGAME1は、昨シーズンのプレーオフで3位決定戦を制した横浜EXが自慢の得点力を発揮し、106-87で勝利。福井は第1クォーターに31失点で先行を許し、第4クォーターに33失点で突き放された。
「悪くはなかったですけど、相手のほうがスリーもインサイドも決定力があって、終始追いかける形になってしまった。第3クォーターに自分たちが勢いを取り戻しつつも、第4クォーターにまた流れを渡してしまったので、40分間戦い続ける力が必要だし、エクセレンスは常に誰もが点を取りにいく意識が今シーズンは特に強くて、トレイ・ボイドだけじゃなくて他のシューターもインサイドも昨シーズンよりアグレッシブになってるので、全員をケアしないといけない。難しい試合だったなと思います」

満田丈太郎が振り返った通り、第3クォーターは福井が32得点を挙げ、前半終了時点で15点あったビハインドを一時は2点まで縮めることができた。その時間帯は福井が本来のバスケットを展開できたという感触があったようだ。
「良かったのはやっぱりディフェンス。全員で機動力を出してアグレッシブにいけたと思います。オフェンスもリングを見てアタックして、チームとしての連動が良かったのが32点につながったと思うし、それだけ点数を取るにはディフェンスでみんなで動くことだと思います」
シーズンはまだ始まったばかりであり、7人の新加入選手を迎えた福井もここから連係を高めていかなければならない。「完成度はまだまだですね。新しいメンバーも多い中で自分たちの強みと弱みをもっと理解しないといけないし、理解するからこそ弱みの部分を削っていって強みに変えることができると思います。もっとこなしていかないと良いところは見えてこないと思うので、まずは目の前の試合を自分たちのスタイルでどれだけ戦い続けることができるかだと思います」と言うように、試合を重ねながらチームとしての戦い方を成熟させていこうという段階だ。
満田個人は、横浜EXとの対戦は心に期するものがあった。クラブ創設初年度にチームメートでもあったボイドがいるからだ。マッチアップする時間帯もあった中、ボイドに29得点を許した結果には反省材料も見出した。

「僕は毎年すごく楽しみにしてます。めっちゃトラッシュトークしますけど(笑)。最終的に何点取られようがチームが勝てばいいし、ある程度点を取られるのは全員がわかってることなので、1本でも外させる意識で取り組んでます。でも、今日はちょっとやられすぎたなというのが僕の中ではありましたし、距離の詰め方とか、味方がヘルプに行けるような所に追いやるということをもっと考えないといけない。今日に関してはただただ自分が真っ正面で守ることを意識しすぎてしまった。5人で守る、チームで守る方向に誘導していったり、少しでも難しいシュートを打たせることが必要だったなと思います」
ただ、その反省は自身のディフェンダーとしての矜持から来るものでもあり、チームもそのディフェンス力を最大限に生かすべく戦略に組み込んでいる。「普段も外国人につくことは多いですけど、特にエクセレンス戦はトレイが出てきたらおまえが行けみたいな期待というか、『やれるだろ』という感じで出してもらってるので、その期待には応えないといけないと思ってます」と、満田の自覚は強い。











