B.革新初年度を迎え、B.PREMIERで戦う横浜ビー・コルセアーズは人事面で新たなフェーズに入った。運営会社の白井英介・前代表が退任し、代わってその座に就いたのは原毅人・新代表。8月9日に開催された新チームお披露目会見はブースターの前に初めて姿を現す機会となり、クラブとしてのビジョンやスローガンなどを明快に説明した。
会場となった横浜ハンマーヘッドは港の一角にあり、施設から一歩出れば横浜を象徴する建造物や港湾の風景が360度に広がっている。横浜で15シーズン活動してきたクラブとして、このロケーションでイベントを開催できたことは、原代表にも良い機運になるという手応えがあったようだ。

「我々はこの横浜で海賊としてやっているので、出航するには相応しい場所でできたことが良かったと思います。今シーズン初めてブースターの皆さんとクラブが空間を共にするので、お互いの第一印象がすごく大事になってくる。想いや自信をしっかり届けようということはイベントの前に選手たちにも言いましたし、今日を皮切りに選手たちもフロントもまた一つギアを上げていけるきっかけになったと思います」
原代表は大学卒業後にアメリカへ留学し、スポーツビジネスを学んだ過去がある。その過程で選手としての熱が再燃し、bjリーグでプロキャリアをスタートさせているが、当時地元・横浜に創設されてまだ日の浅い横浜BCでプレーする夢は叶わないまま引退。ユースチームのコーチとしてジョインすることはできたものの、1年限りで退団すると一般企業に転職し、一度はバスケット界からも離れている。
「地元出身ですし、ビー・コルセアーズの選手になりたかったけどなれなかったということもあったので、それからちょうど10年経ったタイミングになるんですが、クラブのトップとして迎えていただいたというのはすごく特別なことだと思います。キャリアという観点で言うと、プロ選手を引退して一般のビジネスキャリアを積んできて、またこの業界に戻ってくるというのは私の知る限りではまだないかなと思いますので、選手のセカンドキャリアの一つの在り方として、私がどこまで業界に貢献できるか、良い仕事ができるかというのが今後のプロバスケットボール選手たちにも可能性を広げることにつながるのではないかと思います」
原代表にとって、横浜BCは単に地元にあるクラブというだけにとどまらない。「今回はビジョンとスローガン、チームのスタンダードを掲げさせていただいたんですけど、このタイミングで私が生み出した言葉ではないので、このクラブの歴史や海賊というコンセプトへの共感はそれくらい高かった」と語るように、クラブとしての方向性に大きな魅力を感じていたのだ。

「スポーツクラブというのは、もう一つブランドを作っていく仕事だと思ってるんですよね。横浜は既にプロスポーツカルチャーが日本の中でも高いものがある中で、ビーコルのカルチャー、コミュニティー、ムーブメントを作るのが我々の仕事。横浜というシティブランドの中で、海賊というコンセプトがブランド性を際立たせるところだと思うので、そこからファンが増えていってほしいですし、横浜市民の皆さんがこのクラブを見たときに、横浜らしさを体現してるクラブだなと感じてもらえたらと思ってます」











