「絶対に後悔させない試合をしますので、ぜひ皆さん会場でお会いしましょう!」渡嘉敷来夢
「世界へ飛田給」をキャッチフレーズに、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催中の京王 Presents Wリーグプレーオフ 2022-2023は、いよいよ明日4月15日から今シーズンのチャンピオンを決めるファイナルが開幕する(※3戦2先勝方式)。GAME1には、公式応援アーティスト「フィロソフィーのダンス」がひさしぶりに登場。木葭ののと香山ななこが加わり、5人体制となってパワーアップしたフィロのスが、Wリーグとのコラボ楽曲第2弾となる新曲「It’s show time」を初披露する。
いずれもタフな2連戦となったセミファイナルを勝ち抜き、最後の舞台に進んだのは、3連覇を目指すトヨタ自動車アンテロープス。そして、前人未踏の皇后杯10連覇を達成したENEOSサンフラワーズが、2シーズンぶりにファイナル進出を決めた。渡嘉敷来夢にとってはケガで戦線離脱し、コロナ禍によってプレーオフが中止となり、4シーズンぶりのファイナルに対する思いは、人一倍強い。「伝統あるチームにとって、(皇后杯を)ひとつ獲っただけではまわりから優勝とはあまり思ってもらえなくて…。二冠して、はじめて『おめでとう』みたいな空気になるんですよ。だから絶対に勝たなければいけないし、勝ちたいし、優勝します」と王座奪還しか見えていない。
「ファイナルにこうして(万全な状態で)コートに立っていることが今までそんなになかったので、本当に自分にとってはいい経験ができています」という林咲希は、これまでのファイナルでは目立った活躍をしていない。ケガから復帰した今シーズンは、尻上がりに調子を上げてきた。
「今までよりも万全な状態でファイナルに臨めると思うので、本当に思い切ってプレーするだけです。チームとしても、この1年はいろんな勝ち負けがあったんですけど、その中でもしっかり修正をし、みんなを信じることもできています」
対するトヨタ自動車の馬瓜ステファニーも、「若いチームと今シーズンはいっぱい言われてきましたが、この1年間でいっぱいみんなも経験してきました。自分たちのやるべきこともしっかり分かっているので、負けないです。自分たちが勝ちます」と強気で優勝を宣言する。川井麻衣は、「ずっとがんばってここまで来たので、楽しんで、いい顔をしてプレーすれば結果はついてくるものだと思うので、出し切りたいです」と笑顔で抱負を語った。