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Wリーグオールスター 2019-20 in TOKYO

締めのことばは選手とファンが一つになって「Wリーグ、最高!」

1月19日、東京・アリーナ立川立飛おいてWリーグオールスターが開催された。10時からスタートしたプログラムは今年も盛り沢山。次代を担う若手選手の代表が二手に分かれて戦う『Wリーグフレッシュオールスター』では、それぞれのチームのヘッドコーチを務めた大神雄子、木林稚栄の采配ぶりも注目を集め、恒例のスキルズチャレンジ、3ポイントコンテストでは“推しの選手”の活躍に歓声が上がる。『公式応援ソング3部作完全ライブ』と銘打ったオープニングセレモニーではWリーグ公式応援アーティストのJewelの歌声が会場を潤してくれた。

そんな中で拍手と笑いで盛り上がったのは『吉田亜沙美 Presents DREAM GAME』。これは昨年のオールスターで好評を博した『Wリーグクラシック』の吉田亜沙美バージョンと言えるもので、吉田選手がかつて同じコートで味方として、あるいは敵として競い合ったWリーグのOGたちに自ら声をかけ出場を依頼したという。今回吉田選手は元JX-ENEOSサンフラワーズのメンバーで結成されたTEAM YELLOWとかつてのライバルたちで結成されたTEAM BLACKの両チームに所属し、場面によって黄色から黒へとユニフォームをチェンジする早変わりも披露した。

リュウ(吉田選手)から電話でオファーをもらったとき、私はもう3年近くバスケをしてないんだから動けないよと言ったんですよ」と笑うのは元富士通レッドウエーブの三谷藍さん。「そしたら、動けないのがおもしろいんだからいいんだよと言われて、それならまあいいかと(笑)。アップのとき打ったシュートがエアだったので、こりゃヤバイと思ったんですが、本番では何とかミスもなくホッとしました」。三谷さんに限らずOGのほとんどは現役引退後コートを離れており、久々のプレーに若干不安を抱いていたようだ。

10年前にケガで引退を余儀なくされた元JXのシューター内海亮子さんもその1人。「引退してからずっとプレーをしていませんでした。でも、心のどこかでまたみんなとバスケをしたいなというのはあったんですね。今日はその10年越しの願いが叶いました」と、笑顔を見せながら本番では2本のシュートをしっかり決め切った。そんな中「今日は久しぶりにリュウとプレーしましたが、思ったより息が合ってましたね」というのは田中利佳さん。

現在は一児の母として子育てに追われる毎日だが、「バッシュを履くと当時のことを思い出します。コートに立ったら少しだけ昔の自分がよみがえるというか(笑)」。そのことば通り、この日は(ディフェンスに)「ちょっと待って、待って」と言いながら攻め込むドライブで得点を重ね、見事MVPに輝いた。それにしてもかつてコートで輝いていた選手たち、ありったけの声で応援していた選手たちのプレーを再び見ることができる喜びは大きい。その選手たちの誰もが笑顔でコートを走っていれば尚のこと。この企画は来年の大会でもぜひ続行していただきたい!と、今から言っておく。

そして、迎えたこの日のメインイベントはブルーとグリーンのチームに分かれた文字通りのオールスター戦。今大会は各チームの選手がバラバラに組み分けされたこともあり、いつものチームメイトとマッチアップするおもしろさもある。スタートのジャンプボールが193cmの渡嘉敷来夢選手と166cmの吉田選手だなんて、最初からふざけてておかしい。

クォーター終了後のインターバルにタピオカを飲んだり、バナナを食べたり、あげくの果ては3Q終了時にペヤング大盛焼きそばを爆食いする長岡萌映子選手と星澤真選手、もう笑うしかない。なんて自由なんだ!コートの上でもラグビーを真似して渡嘉敷選手と髙田選手に持ち上げられた町田選手がスローインのパスを受けて笑いを誘っていたけれど、あれもこれもお客さんを楽しませるためにきっとみんなで考えたんだろうな。カップ焼きそばの早食いなんて誰が思いついたんだよ?なんてことを思うと、なんだか余計に楽しくなってくる。

しかし、試合は決して和気あいあいばかりではない。随所にトップ選手の技を見せたくれるのがオールスターだ。リバウンドを取った渡嘉敷選手が放った髙田真希選手へのロングパス(それも連続!)を始め、普段違うチームでプレーしているとは思えないほど息が合った見事な合わせや気合の入った3ポイントシュートは大きな歓声とともに何度も場内を揺るがせた。この試合のMVPは笑いと技(21得点、8リバウンド)で存分に楽しませてくれた馬瓜エブリン選手。満場一致で納得の受賞だったと言えるだろう。

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