── アンケートに書かれていた選手の言葉で響いたものはありますか? それがどこかの歌詞に反映されていたら教えてください。
Nono 「大丈夫、あなたならできる」のところは多くの選手の方から出ていた言葉です。
MOMOKA 一番出ていた言葉ですね。
ami 「あなた」のところが自分の名前になっていたりして。
Nono 仲間にかけられてうれしかった言葉は何ですか? という質問に対して、この言葉がすごく多かったです。私たちも本番前にメンバー同士、「大丈夫、できる、できる」って言い合うことがあるので、一緒なんだなって思ったらすごくうれしくなりました。
MOMOKA 読んでいたら「こんなことがあるんだ!?」、自分だったら結構つらいなって思うこともありました。表には出てこないけど、そういう経験があって今があるんだなっていうのもアンケートを読んでいてすごく感じました。
ami そうだね。
MOMOKA それがこの歌詞からもすごく出ているんじゃないかなって思います。
ami そうだね。今回のアンケートは「どんな曲が好きですか?」という大まかな質問ではなく、「仲間からかけられてうれしかった言葉は?」とか、逆に「夢を否定されたことはありますか?」とか、本当に細かく聞かせていただいたんです。答えはチームや人によって全然違うんですけど、悔しかったエピソードなどが書いてあると、それがあるからこそ頑張っているんだという気持ちがヒシヒシと伝わってきました。曲の最初の「無理に笑って、涙を拭いて」というところとか、きっと共感してもらえるんじゃないかなと思います。
Nono 言葉として歌詞になっている部分以外にも、選手の皆さんのお話を受けて感じたことを歌に込めてレコーディングしました
── これからもWリーグの会場で歌うこともあると思います。最後にそこへ来るだろうバスケットファンの方々にメッセージをお願いします。
Nono 本当にWリーグファンのみなさんは温かいんです。初めて『あと一歩』をコートで歌うときに、今まではステージでしか歌ったことがなかったので、コートで歌うことがまったくイメージできなかったんです。スポーツ観戦をしにきている方々が私たちを受け入れてくれるのかという不安もあったんですけど、目が合ったら笑顔で応えてくれました。そのあと試合を見ていたら私たちもファンのみなさんと同じようにとても熱い気持ちになったし、ファンのみなさんともっと近づきたいです。