昨年、ベスト8進出を決めた2回戦の相手は日本体育大学であり、71-67で勝利した。今年の2回戦は、ふたたび同じ相手との対戦に決まった。当然リベンジに燃える日本体育大学であり、「相手は強い気持ちで向かって来ると思うので、それを跳ね返すような気持ちで戦って3回戦に駒を進めたいです」と平尾は気合いを込める。平尾やパトリックとともに、2mの#93 大町尭舜も昨年の先発メンバーであり、#56 米澤協平は日本体育大学戦で16点を挙げた。昨年の勝利が自信となり、自らの力を証明する2回戦は12月9日(木)10時よりティップオフ。
男子1回戦は4試合が残っており、関東勢は3校が他地区のターゲットとなる(青山学院大学vs関西学院大学、明治大学vs星槎道都大学、専修大学vs徳山大学)。もう1試合は、関西1位の京都産業大学が静岡産業大学との初陣を迎える。昨年の男子チャンピオン東海大学は136-38で松山大学を圧倒した。女子チャンピオンの東京医療保健大学も125-56で北翔大学を下し、難なく初戦を突破している。
東京医療保健大学のベンチに座るのは、女子日本代表の新指揮官となった恩塚亨監督だ。その前に立って指揮を執る伊藤彰浩アシスタントコーチは、チームに携わってまだ4ヶ月程度。昨年からチームとして掲げてきた「ワクワクが最強」をスローガンに、伊藤コーチは「挑戦する姿や最高の笑顔でバスケットをすることにより、それを見た人たちに夢や希望を与えられるようなロールモデルなることがチームとしてのミッション。その上で、インカレでは5連覇を達成すること」を目標に掲げ、初のインカレに挑んでいる。恩塚監督と吉田亜沙美アシスタントコーチらスタッフ陣や心強い選手たちがいることで、「プレッシャーはない」と言い切る新コーチとともに5度目の日本一を目指す。
文・写真 泉誠一