デトロイト・ピストンズ ドゥエイン・ケーシーヘッドコーチ

忠誠心と友情で日本にやってきたNBA コーチ・オブ・ザ・イヤー(後編)

練習中はアシスタントコーチにも権限を与え、分業化している。「一人はディフェンスに特化し、もう一人はオフェンスに重きを置いて指導しています。コーチングを分散することで、選手たちも2時間ずっと私の言葉だけを聞き続ける状況がありません」と一歩引くことを推奨する。コーチ陣とのコミュニケーションも重要であり、練習前に目標や目的を共有するミーティングは欠かせない。それにより、練習中のヘッドコーチの仕事は、「うまくいかなかったプレーに対し、笛を鳴らして練習を止めて修正することだけです」。

ケーシーコーチは自分の答えだけではなく、「選手のモチベーションを上げる手段はまだまだあります」とより良い方向をコーチそれぞれが考えて実行し、このようなクリニックで共有していくことを望んでいた。

想像力を豊かなにしなければNBAでは勝ち残れない

“コーチのコーチ”でもあるケーシーコーチは、「コーチをする上で何を積み上げたいか、何を成し遂げたいか、何からスタートするか、コンセプトとなるものを持ってください」とアドバイスを送る。しかし、チームの変化や時代の流れによって、そのコンセプトではうまくいかないこともある。ケーシーコーチ自身も、「これまではずっとディフェンスに重点を置いてコーチをしてきました。しかし、オフェンスのコーチとして考えを変えなければいけず、そこに挑戦しなければいけない時代に来ています」と柔軟な考えで順応していた。

もちろんディフェンスのフィロソフィーを捨てたわけではなく、大切な要素であることには変わりありません。でも、現在のNBAはオフェンスが主流となり、そこで勝つためには相手よりも多く得点を獲らなければならない時代に入りました。それは世界中で起きていることです。ディフェンスのベースを揺るぎないものとして確立しつつ、数字に現れる課題点はしっかり強調して強化いく必要があります

62歳のケーシーコーチが、「想像力を豊かにしなければNBAでは勝ち残れない」という言葉を残した。自らのスタイルに固執することなく、勝ち残っていくためにも180度方向転換できる想像力の必要性を説いたケーシーコーチ。コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞したのも納得である。

デトロイト・ピストンズ/ドゥエイン・ケーシーヘッドコーチ
忠誠心と友情で日本にやってきたNBA コーチ・オブ・ザ・イヤー(前編)

関東大学女子バスケットボール連盟

文・写真 泉 誠一

 

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