牧さんのポジションを狙っていきたい(二上耀)
── 筑波大学を選んだ理由は?
北陸出身の憧れの先輩である満田丈太郎さん(横浜ビー・コルセアーズ)や木林毅さん(三井住友海上)がいた大学だからです。あとはやっぱり馬場雄大さんの影響が大きく、自分もここでプレーしたいと思って決めました。
── 半澤選手の印象は?
身体能力がヤバい。馬場雄大さんと同じくらいヤバい選手になると思います。ずっとライバルだと思っていたので、筑波大学でも切磋琢磨していきたいです。
── 有望な選手が多い世代だがライバルは?
北信越大会では中学校の頃からずっと戦ってきて、東海大学に進んだ大倉颯太(北陸学院)や伊藤領(開志国際)はライバルだと思っています。
── 大学でバスケ以外にやりたいことは?
Bリーグに入ることが目標ですが、筑波大学は教員免許も取れるので、引退後は先生として自分の道を歩めるようにしっかり勉強もがんばりたいです。
── 得意なプレーは?
ボールを持ったら、自らドリブルで最前線に行けるようにするためにもスピードやピックを使ったプレーを見て欲しいです。1年生のときからスタメンになりたいし、牧(隼利)さんのポジションを狙っていきたいです。もっともっと貪欲にがんばって、将来はBリーガーになって日本代表にも選ばれ、みんなに憧れられるようなプレーヤーを目指します。
韓国遠征のために取材時は不在だった井上について半澤と二上が紹介しれくれた。「結構しっかりしている」(半澤)「結構言うタイプ」(二上)とリーダーシップを長所に挙げている。井上はU22日本代表になったが、二人は選考から漏れたことで、ライバル心を燃やしていた。
「ちょっとムカつきますね(笑)アイツが帰ってきたときに練習で負けないようにがんばっていきたいです」(半澤)
「インターハイ優勝、ウインターカップ準優勝という結果を残していますが、大学に入ったらそれは全然関係ない。僕らはU22で落ちている分、あいつは調子に乗って帰ってくるかもしれないので、練習からプレーで見せつけたいです」(二上)
強気なルーキー同士が激しく競争し、切磋琢磨しながら「チームを強くしたい」と同じゴールを見据えている。Bリーグへ進んだ馬場雄大や杉浦佑成(サンロッカーズ渋谷)に代わって入ってきた新戦力も、彼ら同様に1年目から活躍が楽しみである。
文・写真 バスケットボールスピリッツ編集部