※本記事はバスケットボールスピリッツのWEB化に伴う、2018年3月末発行vol.19からの転載
他の強豪校に比べて推薦枠が多くはない筑波大学だが、インパクトある3選手を迎え入れた。U16から各世代代表に選出された期待のビッグマン井上宗一郎は、飛び級でU22日本代表として韓国遠征でさらなる経験を積んできた。福島ファイヤーボンズの特別指定選手として、半澤凌太(はんざわりょうた)はプロのレベルで腕試し。190㎝の二上耀(ふたがみひかる)はビッグガードを目指す楽しみな原石である。
吉田健司ヘッドコーチは期待を込め、3人を紹介してくれた。
「高校ではインサイドプレーヤーだった半澤選手ですが、今後はアウトサイドで彼の運動能力をどんどん生かしてもらいたいです。二上選手はポイントガードもできるプレーヤーだと期待し、練習ではすでに試しています。井上選手は体が強く幅もあるので、外国人留学生たちにインサイドで対抗できる選手になって欲しいです。3人とも今後の日本代表で活躍すると私は思っているのでしっかり4年間をかけて育てたいし、育ってもらいたいです」
3月12日から新シーズンに向けた合宿を行っていた中、早くもチームに溶け込んでいた半澤と二上に今の心境や今後の目標について話を伺った。
目標は同郷の渡邉拓馬さんに並ぶ4年連続得点王(半澤凌太)
── 筑波大学を選んだ理由は?
バスケIQが高いプレーをすると思って見ていました。憧れである馬場雄大さん(アルバルク東京)みたいな選手になりたいです。
── 筑波大学で目標にしている選手は?
ポジションは違いますが、増田(啓介)さんのズル賢いプレーなど参考になるプレーは多いのでしっかり盗んでいきたいです。
── B2福島での経験をどう生かしていきたいか?
高さやフィジカル面では一足先にBリーグで経験できているので、そこは生かしていきたいです。その経験だけで満足することなく、大学でもどんどん活躍できるようにがんばっていきます。
── 二上選手の印象は?
とにかく速くてピックなどを使ったシュートがうまい。ディフェンスでは止めにくい選手です。
── 今後の目標は?
同じ福島県出身の渡邉拓馬さん(アルバルク東京GM補佐)が拓殖大学時代に4年連続得点王(関東大学リーグ)なので、それに並ぶことが目標です。大学のタイトルを獲りたいので、そこに向かってしっかりがんばります。
── 得意なプレーは?
ディフェンスのハードワークと得点力を見てもらいたいです。それと一番はダンクです!