奇跡的な再結成でHITH参戦を果たしたFEB。初戦の相手は、20年前からライバルである濱の雄TEAM-Sとは、当時の空気を知る方々にとってはノスタルジックにもなってしまう。結果は、11-8でFEBが勝利。続く準決勝は、今年2月に行われた第5回 全日本社会人バスケットボール選手権大会(https://2023alljsb.jsb-basketball.or.jp/)を制した実力者揃いのCappelloがリードする展開。負けず嫌いにスイッチが入ったFEBが巻き返したが、10-14と及ばず。交代のいない4人だけで参戦したアラフォー軍団は、薄れかけている20年前の記憶を良い意味で上書きしてくれた。20年目のHITHを制したのはFEBに勝利し、前年王者のFAKE streetを破ったCappello。その瞬間、FEBのみんなも祝福し、チャンピオンに敗れたならば仕方ないと、自分たちを納得させていた。
そんなFEBの母的存在としてこのクルーをまとめるDJ MIKOにHITH参戦の経緯、仲間たちへの思いを語ってもらおう。
「負けて終わるのは悔しいけど、有終の美にはなったのかなぁ」DJ MIKO
10年前、HITHの歴代チャンピオンが集結した「CHAMPION CARNIVAL」(2013年7月7日)という10周年イベントがあり、即席でしたが今回よりもう少し人数もいて、FEBとして出場したのでそれ以来ですね。昨年、英くんと飲みの場で「来年は20周年だからFEBも出てよ」って言われ、「えっ?1年前から(誘うの?)」みたいな(笑)。そのときは、「みんなに言っときます~」って感じでしたが、今年に入ってから「どうですか?」と再度連絡が来ました。さすがにもう出ないとは思ったけど、FEBのLINEグループに一応その件を流したところ、総スルー(笑)。寂しいけど、そうなるとも思っていました。
そのちょっと後、ATSUSHIが主催した寄居町でのバスケクリニックにMATSUとKUNIO、HIDE(※現在はCHRISとともにえいごdeバスケ http://eigodebasket.com/ のスタッフとして活動)が参加。そのときにもう一度話題にしたら、KUNIOが「いや、結構やりたいんですけど、俺なんかが言うのもあれだなぁと思ったんで…」と。その言葉を聞いて、もう1回LINEで振るからと話し、そしたらKUNIOが「やりませんか?」と乗っかってくれた。そこで最初に反応したのが、意外にもCHRIS(※説明不要な佐々木クリス)だったんですよ。でも、今回は時間が合わず、生放送と被ってしまって出られなかった。そこからATSUSHIやMATSU、福岡にいるM21もやりますと言ってくれました。
COHEY(※bjリーグの東京アパッチなどで活躍した元プロ選手の青木康平。専修大学出身。2002年インカレチャンピオン&MVP)は福岡でスクールの仕事(※Watch&Cアカデミー http://watchandc.under.jp/)があり、もしこっちで別の仕事があれば、それにかこつけて行けるという話でした。そこでATSUSHIがクリニックの段取りを作ったのですがうまく行かず、今回は来られませんでした。KENJI(※トライフープ岡山のヘッドコーチであり、3×3 UNITED代表理事などマルチで活躍するあの比留木謙司)も誘ったのですが、さすがにプロクラブとしての立場があり、オフに入ったばかりのシビアな時期のために断念。あとK-TA(※SOMECITYではF’SQUAD、3×3ではTOKYO DIMEで活躍する現役ボーラー、鈴木慶太)は、翌日の3×3 JAPAN TOURがあるために出られず。結局4人かよっ!しかも、みんな40代……。で、実際に試合をしてみたら、FEBらしい良い試合になりましたね。