── 11月にはワールドカップ予選も始まります。最終メンバーに残りたい気持ちは当然ありますよね。
西田 それは当然あります。インカレの期間は練習に参加できないし、難しいところもあると思いますが、これから(代表)メンバーも変わっていくと思うので、最後の最後に選ばれるよう頑張ります。
平岩 まずは自分のベースアップをしっかりやって、日本のビッグマンはベテランの方が多いので、若い僕たちが下から突き上げていかなければと思っています。自分の主な戦いの場は大学ですが、そこでも高い意識を持ってアピールしていきたいです。
── それぞれアピールしたいところは?
西田 うーん、アピール…。やっぱり自分の持ち味であるシュートセンスを生かして得点に絡むというところは見せたいです。そのためにはさっき玄さんがいったように得点場面をクリエイトできるようにならなければと思っています。
平岩 自分は多分、技術があるから代表に呼ばれているんじゃないと思うんですよね。僕が呼ばれているのは地味に身体を張って、スクリーンをかけてリバウンドを取るとか、そういうところを評価してもらっているからじゃないかと思っています。だから、そこは絶対ぶらさずアピールしたいし、同時にそこをベースにスキルアップすることが必要です。
── 関東大学リーグの方は残念ながらなかなか結果が出ません(10月22日現在6勝10敗で9位)が、先発メンバーを見てもそうですし、新人戦で優勝したあなたたち下級生が中心になる場面が多いですね。
西田 僕はケガで出遅れましたが、春のトーナメントでもスタメンで使ってもらってますから、今はとにかく自分の仕事である『点を取る』ことに集中しています。
平岩 今年は(東海大が1部に上がってから)最弱と言われてますが、まだインカレもあるし、その汚名を返上できるよう頑張ります。そのためにもここで得たものをしっかり持ち帰りたいですね。
西田 僕も同じです。最年少で選んでもらってすごくいい経験をさせてもらってるので、それをこれからのプレーに絶対生かしたいと思います。
FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選
文・松原貴実 写真・安井麻実