「やはり声をかけ続けることはすごく大事になると思います。三井不動産カップもそうですけど、やっぱり苦しい場面にどうやって立ち向かっていくかってなったときに、もちろん戦術もそうですけど、どれだけ気持ちを強く持てるかという意識がすごく大事だと思うので、苦しい時こそ声を出して『今こうしていこう』とか『こういうところをもうちょっと高めないといけないよ』とか、単純に『ここを頑張ろう』だけでもいいから、そういった声をかけ続けていくことがすごく重要なのかなと思います」

ベテランの声は試合だけに限らない。練習中からその重要性を示していくことで、試合中にベテランがコートにいないときでも、中堅、若手を問わず、誰かが声で立て直すことができる。そこまで導くこともベテランの役割というわけだ。
そう考えると18点差で快勝した第1戦よりも、結果として勝つことはできたが、たとえ負けていたとしても、ワールドカップを戦うにあたっては第2戦のほうが学びも大きかった。負けていいわけではないが、たとえ負けたとしても、今はまだ課題を出したほうがいい。髙田も認めるところだ。
「(三井不動産カップは)今やっていることを確かめて、そこから本番に臨める場だと思うので、今やろうとしていることをどんどん発揮していく。当然、ミスは起きてくると思いますけど、その分、自分たちも『こういうときはこうすればいいんだ』って理解できますし。そこからどんどん修正していけば、成長につながると思います」
負けから学ぶことは多いが、勝ちからも学ぶことはできる。女子日本代表は今回の連勝から何を学び、どう成長につなげるのか。三井不動産カップはその結果以上に、この先の女子日本代表のステップアップに期待が持てる大会だった。

文 三上太
写真提供 日本バスケットボール協会











