あれからすでに1カ月が経とうとしている──ハヤブサジャパン女子日本代表が中国で行われた『第26回女子アジア選手権』で連覇を達成するとともに、来年のリオ五輪出場権を獲得!──この朗報に触れたのは2015年9月5日(土)のことだった。
開催地・中国から帰国した選手たちはさまざまなTV番組に登場し、晴れやかな笑顔と喜びのコメントを披露してくれた。“制裁解除”に向け、リーダーシップを発揮した川淵三郎JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)会長にとっても苦労が報われた思いだったに違いない。その川淵会長の発案(!?)で『リオデジャネイロオリンピック出場権獲得祝賀会』(9/ 21) が行われた。
「やりました! ハヤブサジャパン!!」……川淵会長の第一声で始まった祝賀会は終始、和やかなムード。来賓の挨拶やチーム関係者・選手のお礼のコメントなどが続いた。そこで何度も聞かれたのが、ラグビー・ワールドカップで日本が南アフリカから挙げた歴史的な勝利にまつわるエピソード。
「スポーツにゼッタイはありません。彼女たちには“リオでメダルを狙え!”と言っています。10月9日から始まる第17回Wリーグでもオリンピックを目指し、“絶対にメダルを獲る!”という強い意志のもと、日々の練習や試合につなげてもらいたい」と川淵会長からは熱いエールが贈られた。
内海知秀ヘッドコーチは、「リオではしっかり戦って、メダルを獲れるように頑張ります。何よりも皆さんに応援していただきたいのは、ここにいる頑張ってくれたメンバーたちです」と応え、吉田亜沙美キャプテンも、「ハヤブサジャパンはオリンピックの出場権を獲得できました。たくさんのサポートをいただき、夢にチャレンジをすることができました。Wリーグが始まりますが、選手一人ひとりがステップアップし、次は300万円(※1)メダル獲得の報奨金)の目録をもらえるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします!」と力強く挨拶した。
※1:この日は出場決定の報奨金として50 万円の目録を贈られた。川淵会長から「メダルを獲ればもっともらえるからね」とコメントされたのを受けたもの。
ちなみに、Wリーグの開幕戦は「JX-ENEOS vs デンソー」「シャンソン化粧品 vs トヨタ自動車」「富士通 vs 三菱電機」など、アジア選手権で活躍したハヤブサジャパンが激突する。ぜひ、近くの会場へ足を運び、みんなで応援しよう!
WJBL Official Site ⇒ http://www.wjbl.org/
【ハヤブサジャパン】
次は男子日本代表、奇跡を起こせ!
女子日本代表の祝賀会が行われた二日後から、今度はハヤブサジャパン男子日本代表が、リオ五輪の予選を兼ねる『第28回男子アジア選手権』(9/23~10/3@中国・長沙)に挑戦中だ。2勝1敗で予選ラウンドを突破し、現在は6チーム中上位4チーム(計8チーム)が進出できる決勝トーナメント進出を目指している。昨日(9/27)は強豪・フィリピンに66-73と競り負け、(予選ラウンドの結果を持ち越すため)1勝2敗。まだまだ先は長いが、今大会は何としてもファイナル4を目指して頑張ってもらいたい。
というのも、今大会でオリンピックの出場権が与えられるのは優勝国のみだが、2位~4位の3カ国には世界最終予選の出場権が与えられる。一歩でもオリンピックに近づく成績を期待しながら、(現地に行けなくても)みんなで応援しよう!
facebookのレポートをお楽しみに!!
大会特設サイト ⇒ http://fac_men2015.japanbasketball.jp/
[日本代表選手メンバー表]
■チームスタッフ
ヘッドコーチ:長谷川 健志(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ:佐藤 賢次(東芝ブレイブサンダース神奈川)
アシスタントコーチ:佐々 宜央(リンク栃木ブレックス)
ドクター:金 勝乾(順天堂大学医学部附属練馬病院)
トレーナー:西村 航(公益財団法人日本バスケットボール協会)
トレーナー:兒玉 清志(公益財団法人日本バスケットボール協会)
マネージャー:宮本 望(リンク栃木ブレックス)
テクニカルスタッフ:末広 朋也(公益財団法人日本バスケットボール協会)
■選手
#0 田臥 勇太(リンク栃木ブレックス)
#6 比江島 慎(アイシンシーホース三河)
#8 太田 敦也(浜松・東三河フェニックス)
#10 橋本 竜馬(アイシンシーホース三河)
#15 竹内 譲次(日立サンロッカーズ東京)
#16 松井 啓十郎(トヨタ自動車アルバルク東京)
#17 荒尾 岳(千葉ジェッツ)
#24 田中 大貴(トヨタ自動車アルバルク東京)
#25 古川 孝敏(リンク栃木ブレックス)
#34 小野 龍猛(千葉ジェッツ)
#42 広瀬 健太(日立サンロッカーズ東京)