NBAシーズンが終わってしまった──
楽天TVでNBAリーグパスをシーズン契約してしまったが、愛するチームがプレーオフに進めず嘆いている皆さんに朗報! 本日15時よりワシントン・ウィザーズvsゴールデンステート・ウォリアーズがやって来る「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten(以下NBAジャパンゲームス)」のチケット先行販売(抽選)がスタート。
https://nba.rakuten.co.jp/special/nbajapangames2022.html
今シーズン開幕当初の11月4日、9勝3敗のウィザーズがイースタンカンファレンス首位に立ったことに胸躍る。新たな指揮官の下、新戦力が増え、ケガ人も戻り、全員がハッスルするプレーに魅了され、優勝への期待値は過去最高を記録。しかし、主力が戦線離脱し、トレードによりせっかく積み上げたケミストリーが音を立てて崩れていった。4月でシーズンが終わる経験は、これまで応援し続けてきた28年間で何度もあった。悔しい思いをしてきた方が断然多い。メンバーが揃った今シーズンはその期待が大きかったからこそ、これまで以上に打ちひしがれている。
最後に加入したクリスタプス・ポルジンギスはプレーだけではなく、素晴らしいリーダーシップを発揮。指揮官のパパであるウェス・アンセルドの13シーズンに次ぐ、10シーズンを全うしたブラッドリー・ビールが戻って来れば、来シーズンこそ我がウィザーズは優勝に近づくはずだ。何より、NBAジャパンゲームスで来日することがゲン担ぎとなる。
32年前から続く歴史あるNBAジャパンゲームス
NBAジャパンゲームスの歴史は古く、1990年に今のビグザム(※機動戦士ガンダムに登場するモビルアーマー)のような形にリニューアルされたばかりの東京体育館に、ユタ・ジャズvsフェニックス・サンズを迎えたのがはじまり。弊スピリッツで特集していたピック&ロールの代名詞である「ストックトン&マローン」の来日に沸いた。上京したての貧乏学生だった当時の筆者は、1万円を捻出することができず、その歴史に立ち会うことができなかった。
無念の思いのまま2年が経ち、1992年にふたたびNBAジャパンゲームスがやって来た。横浜アリーナ開催となったヒューストン・ロケッツvsシアトル・スーパーソニックスは逃すことなくチケットを確保。元々ロケッツのアキーム・オラジュワンが好きであり、高校時代にはエトニックのシグニチャーモデルを履いていたほどである。
1992年はご存じのとおり、バルセロナオリンピックではじめてプロ選手の国際大会出場が認められた。それまでは大学生が出場していたが、NBAスーパースター軍団で臨んだアメリカ代表「ドリームチーム」の異次元なプレーが世界を席巻し、日本にもNBAブームが到来。1994年のポートランド・トレイルブレイザーズvsロサンゼルス・クリッパーズも横浜アリーナ開催だったが、その勢いが止まらない。アリーナでは手狭となり、1996年から舞台は東京ドームへ。オーランド・マジックvsニュージャージー・ネッツは満員の大盛況。筆者は2万円台のチケットを手にしたが、ライト側の席だったと記憶する。フィールド上に設置されたスタンド越しに、コートを覗き見るような不思議な感覚だった。