6月からおよそ1ヶ月と少しにわたってお送りしてきましたBASKETBALL SPIRIS AWARD 2018-19も、先日の「MYチームMVP」を含め全ての部門が発表となりました。最後までお付き合いいただいた皆さま、たいへんありがとうございました。多くの賞を発表させていただきましたが、皆さまの予想はいかがだったでしょうか。驚きと納得をもって結果を受け入れてもらえたのであれば幸いです。
少数精鋭の選考委員会ですので各賞は多数決で決まるものではなく、すべて話し合いで決められます。容易に想像がつくと思いますが、この選考会議がめちゃくちゃ面白いのです。この1年をふりかえり、あーでもないこーでもないと、いずれも経験豊富なライターさん・フォトグラファーさんたちが議論する。これが面白くないはずないです。特等席でライブを楽しみつつ「ライブは一体感!」ですから、一緒に議論に参加して、あーでもないこーでもないとしておりました。Bリーグ部門のMVPに決まったのは竹内譲次選手。とにかく選考理由の説得力が半端なく、全員納得の選出でした。
BBS AWARDのルールとして、(昨年も実はそうだったのですが、)今年になって明記したものが「受賞者が他部門で被らない」。シーズンを通して頑張った選手をできるだけたくさん紹介してあげたい、というところからきています。この考え方は選考会議でも「根本」にあるもので、「この選手は今年こんなに頑張ったから、なにか賞をあげたい」とか「他に取り上げたい選手がいれば賞を新たに作ります」というような言葉が出たりするところでもわかりますね。こんなふうにユルくやってますので、権威もなにもないのかもしれませんが、このスタンスが好きで気に入ってますし、来年もこのまま続けていければと思います。
フリーペーパーで掲載していたインタビュー記事を、平日なら1日1本くらいずつWEB化しています。当時の記事をアーカイブとして残していきたい。アーカイブにすれば新しい記事が出たときにも紐付けて読んでもらうことができるのではないか。と考えているのですが、なにぶん昔の記事です。移籍とかもありますし、チームの成績がふるわなかったりと、あまり思い出したくない部分もあると思いますので、こっそりやってます。ただし、本当にこっそりだと誰にも気づいてもらえず終わってしまうので、twitterには一回だけ流すようにしています。正直ちょっとジレンマはありますが、このペースで開幕までに全部終わらせることができればと思いますので、ご容赦いただければ。
日付変わって昨日からはvol.18の記事をWEB化しています。「栄冠までは何マイル?」というタイトルは、発行当時もあまり気づいてもらうことができなかったのですが、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の1話のサブタイトル「戦場までは何マイル?」に由来しています。このタイトルを思いついたときは、SNSの告知はDVDのCM風にしよう(前述の通りほとんど気づいてもらえませんでした)とか、表紙をDVDのジャケットと同じ構図にしよう(ロケーションの関係で実現しませんでしたが、バーニィが古川選手、アルが岸本選手、ハロがボールですね)とか1人で盛り上がってしまい……懐かしいかぎりです。
第1話のサブタイトルは特集タイトルで使ったし、残った話のサブタイトルは編集後記にさりげなく忍ばせとくと面白いんじゃないか。誰か気づいてくれたら話題になるかもしれないし、と思い立って書いたのが
「ファンの皆さまの瞳に映るこれまでは満足いくものだったでしょうか。テコ入れの果てには息を吹き返したチームもありますが、オールスターブレイクを渡って冬を抜けた現状に、もしかしたら『嘘だと言ってよ』と言いたくなった方もいるのでは。アリーナの中の戦争は後半戦。一戦たりとも見逃せません」
ドヤ顔で書きましたが、まったく本当に誰からも指摘されませんでした……。忍ばせ方がさりげなすぎたんですかね。おヒマでしたら元ネタと比較してみても面白いと思います。
いつもは素敵なオフショットがメインコンテンツの編集後記ですが、今回の特集はBBS AWARDなのでオフショットもあまりありません。なのでダラダラと適当に書きたいことを書いてしまいました。申し訳ありません。お待たせしてしまいましたが、本日からは新たな特集もスタートいたします。ますます暑くなる夏もバスケットボールスピリッツをよろしくお願いいたします!
文 バスケットボールスピリッツ編集部
写真 安井麻実・三上太