インタビュー記事を製作するときは取材を担当されたフォトグラファーさんから、その記事に使うための写真がたくさん納品されてくるのが手順です。で、そのたくさんの写真の中から話の流れだったりに応じて選別して使わせてもらっているのですが、使う枚数も限られてますので、ほぼ毎回「うわいい写真!でも使う場所ないなー」という写真があったりします。
だいたい泣く泣く使うのを断念したり、「編集後記」でオフショットとして掲載しているのですが、今回「これは絶対に世に出さねばならぬ」と使命感にかられてしまったのが、次の渡邊翔太選手。
「この写真どこに使うんだよ! でも、めっちゃいい笑顔(笑)」
と、一目見た瞬間に心をグッと鷲掴みにされてしまいました。そもそもどんなシチュエーションだったのでしょうか。カメラを向けた瞬間にこの笑顔なのか、この笑顔の瞬間のシャッターチャンスを見逃さなかったのか。いずれにしても、この編集後記でようやく日の目を見せてあげることができたので、もう今回は思い残すことはありません。大満足です。
この笑顔ができるのは貴重な才能だな、と思いつつ、太田選手のインタビューのために納品されてきた写真に映る三遠ネオフェニックスの選手たちはみなさん一様に、よい表情・よい笑顔をしています。チームの雰囲気がとても良いことを感じさせるものであり、見てるだけでも楽しくなっていたのですが「撮れ高ありすぎだな、さて困ったぞ。」と頭を抱えてしまったのを覚えています。
さて、富樫選手がBリーグで日本人初の「1億円プレーヤー」となり、そのための会見が開かれたのはご存知のことと思います。ワイドショーやニュース番組など、普段バスケを取り上げないところでも富樫選手と島田代表の顔を見ることができました。なによりテレビの影響力はすさまじく、ワイドショーの特集放映直後には富樫選手の一番古い記事のアクセスが跳ね上がるなんてこともありました。
これからは(今までも)バスケにあまり関心がない層への広報活動が重要というのはわかりきっていたのですが、こうして目の当たりにするとなおさら思い知らされます。Bリーグがどんな状態にあるのか正しく発信することが、日本でバスケをメジャーにする近道なんだなと。
「新潟に恩返しを」というコメントには新潟在住者として、めちゃくちゃ嬉しかったですし、最後に「八村塁選手のNBAドラフト指名」について触れていたのも富樫選手の人柄ですね。
もうひとつスピリッツへのアクセスが跳ね上がった件が、南国の超大型(188cm)新人ライター?による連載開始でした。
あるていどの反響はあると予想してたのですが、超大型新人コラムニスト?の新連載は脆弱な弊社のサーバーを軽々とぶっ飛ばしていきましたね。公開直後から重くなったページにはこちらでも「あれ?なんか重い」「どんどん重い」「めちゃくちゃ重い」「2ページ目開かないじゃん」「これやばくない?」「サーバー死んでるんじゃ」「アクセス集中?」「お詫び、お詫び出したほうがいい?」と戦々恐々となりました。
現在対策をほどこしています。月1回連載予定の超大型新人エッセイスト?の第2回(6月最終週予定)までには間に合うはず。次回も面白いです。ハードルはどれだけあげても楽々となぎ倒してくれるはずです。ほんとに多才な人が羨ましい。
ビッグマン特集というか、センター特集はフリーペーパーがスタートしたときくらいから一度やってみたいネタだったのですが、なかなかタイミングが合わず先送り&先送りでお蔵入りになっておりました。そこから今回は満を持しての実現でしたので感慨深い想いであります。
現在過去未来、それぞれの視点で紡がれたストーリーには頷くことだらけでして、日本のバスケットの歴史もこうやって受け継がれてきたんだなと改めて感じることができました。ちなみにフリーペーパー時代に考えていた特集タイトルは「JPN48センター総選挙」でした。
現在公開中の「BBS AWARD 2018-19」では特設サイトを作ったり、現在進行形でいろいろ動きながら進めています。いろんなリアクションを見ながら、来年のためにどうするか、ということを試行錯誤中です。AWARDの発表は、もちろんまだまだまだまだ続きます!続く更新をお楽しみに!
文 バスケットボールスピリッツ編集部
写真 安井麻実、吉田宗彦、沼田侑悟