Photographs by Munehiko Yoshida 吉田 宗彦
2016年3月26日/豊田通商ファイティングイーグルス名古屋 ●70 vs 89○ 東京エクセレンス@ヒマラヤアリーナ
ファーストシュートとなるスリーを沈めリズムに乗った#18飛田浩明。前日の勢いそのままに(セミファイナルではスリー6/7を含む26得点)、この日も16得点で勝利に貢献し、プレーオフMVPを獲得。
大舞台でも変わらずエナジー全開でプレーする豊通名古屋#10杉本 慶が、2枚のディフェンダーをかわしてレイアップをねじ込んだ。
速いリズムで勝負するスタイルで流れをつくった東京EX。#8西山達哉は積極的に得点に絡み18得点と“攻撃型ガード”の面目躍如。
「216cm 対 213cm、NBDL“頂上”決戦!」。#21ソロモン・アラビー(豊通名古屋)vs #10アムリートパール“AP”シング(東京EX)。
前半、34-45と二桁リードを許した豊通名古屋だが、後半開始早々フロアリーダー#6大塚勇人がゴール。反撃開始の狼煙を上げたが……。
東京EX#4アムジョード“AJ”シングがボールを引っ掛けルーズボールに。AJのダッシュがオフェンススタートの合図になった。
インサイドでハッスルする#22樋口大倫。NBAでプレーしていたキャリアを持つアラビー相手でも臆せず、リバウンドに食らいつく。
第4P、途切れない得点で追いすがる豊通名古屋を突き放す東京EX。頼れるエース#32狩野祐介がシュートを決めると、飛田とともにハイファイブ&シャウト!
勢いの止まらない東京EXは西山が速攻からアンドワンを決めベンチのボルテージも最高潮に。
負傷を押してコートに立ったセミファイナルのプレータイム6分足らず。しかし、ファイナルは23分41秒プレーし23得点と勝利に貢献。エースの重責を果たし、歓喜か安堵か……終盤ベンチに下がった狩野の目には光る涙があった。