今回限りのコラボだけではなく、麦わら海賊団の船長ルフィとビーコルのマスコットであるコルスが互いの海賊旗を交換し、盃を酌み交わして海賊同盟を締結。四皇の一角を味方につけたビーコルの後半戦の快進撃に期待したい。
前半戦の30試合を終え、今シーズンよりエストニアからやって来たコッツァーもBリーグに慣れ、本領を発揮しはじめている。昨年まではスペインのバスコニアでプレーし、ユーロリーグにも出場。ビーコルでは209cm/122kgの体躯を生かし、インサイドで活躍を見せる。「Bリーグのフィジカルは想像していたよりも激しいと感じています。また、審判の笛の吹き方の基準もユーロリーグなどとは違うので、そこに慣れていかなければならなかったです。でも、タフでフィジカルな大きい選手たちとヨーロッパで戦ってきた経験をしっかり生かし、今は戦えています」と頼もしく、何よりチームの勝利や仲間のことを一番に考えている。
FIBA ユーロバスケット 2025予選ではエストニア代表に選出され、前半戦を終えたBリーグと同じく平均9リバウンドはチームトップ。現在3勝1敗、グループHの首位に立つ。昨年2月のリトアニア戦では、11点・13リバウンドと活躍し、出場時間の得失点は+10でチームを勢いづけ、65-59の勝利に貢献。昨年11月はエストニア代表に選出されながらも、出場機会はなかったことでポーランドに1敗を喫した。2月にはFIBAブレイクがあり、エストニア代表として選出されれば、3勝1敗で並ぶリトアニアとふたたび対戦する。Bリーグで揉まれたコッツァーが、ヨーロッパでさらなる活躍を見せることで自ずとその懸賞金は上がっていく。
文・写真 泉誠一
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