B1のレギュラーシーズンが全て終わり、最終順位とチャンピオンシップの組み合わせが確定した。負けなかった千葉ジェッツがそのまま逃げ切り、東地区チャンピオンに輝いた。ワイルドカード争いは勝ち続けた秋田ノーザンハピネッツが、2連敗したシーホース三河とサンロッカーズ渋谷を最後にまくって、初のチャンピオンシップ出場を決めた。
[チャンピオンシップ クォーターファイナル組み合わせ]
琉球ゴールデンキングス(西地区1位)vs 秋田ノーザンハピネッツ(ワイルドカード下位)
島根スサノオマジック(西地区2位)vs アルバルク東京(東地区3位)
川崎ブレイブサンダース(東地区2位)vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区3位)
千葉ジェッツ(東地区1位)vs 宇都宮ブレックス(ワイルドカード上位)
「チャンピオンシップに気持ち良く入るためにも、最後のホームで勝たなければならない」小酒部泰暉
全ての順位が変動してもおかしくはなかった東地区の最終決戦。すでにチャンピオンシップ出場を決めていた3位のA東京と4位の宇都宮の直接対決は、1勝1敗でそのままの順位で終わる。
前節の川崎ブレイブサンダース戦で、第1クォーターに2点しか取れずに大敗を喫したA東京。しかし、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「シーズンの最初から変わらぬルーティンで準備してきただけ」と一貫して臨み、いつもの強度が戻っていた。唯一、「もっともっとエネルギーとスピリットを上げることだけはプラスアルファした」と指揮官は続け、ケガで戦列を離れているアレックス・カークとライアン・ロシターの部分をチームで補わねばならない。対する宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチは、「ストロングポイントを突きながら良いバスケットができた」と勝因を挙げ、インサイドを攻め込んだ宇都宮が80-64で先手を取った。
2連敗すれば順位が入れ替わってしまう最終戦へ向け、小酒部泰暉は「チャンピオンシップに気持ち良く入るためにも、最後のホームで勝たなければならない」と力を込める。その言葉どおり、2戦目は67-56でA東京が勝利をおさめ、3位を死守したまま勢いに乗って今週末はアウェーの島根に乗り込む。