── どうやって覚えたのですか?
最初は教わりながらやっていましたが、自分でいろんなアプリに登録したり、本を買ってそれを読んだり、いろいろと勉強しています。難しいですよね。知れば知るほど、奥が深いなと感じます。
── 竹内譲次選手(大阪エヴェッサ)がスポーツ新聞で競馬の予想をしていましたが、その話題をすることもありますか?
はい、試合会場で会えば、譲次さんとは「今週はどの馬が良いですかね」と聞いたり、「自分はこれ本命で賭けました。軸はこの馬です」など情報交換をよくしていました。辻(直人)さん(広島ドラゴンフライズ)も好きですね。僕らの世代では、船生(誠也/広島ドラゴンフライズ)と小林(遥太/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)も一緒によくやります。「これを狙ってるよ」みたいな連絡は取り合っています。この前、船生がメチャクチャ勝っていましたけど。
── 好きな騎手はいますか?
やっぱり小林凌大(りょうた)騎手です。(小林遥太選手と同じなので)名前的に好きです。漢字は違いますけどね(笑)。自分のデータを見ると、回収率は103%なのでプラス出資です。まだ20歳とメチャクチャ若いですし、今後が楽しみです。
── 馬主になることに興味はありますか?
将来的には持ってみたいですが、とりあえず一口馬主からはじめたいですね。
── 私は一口で持っています。
うらやましい!どうですか?
── ほとんど勝てないですけど、勝ったときはうれしいです。あとは口取りができたり、名前を考えたりできるのも楽しいです。
馬主同士で名前の候補を出し合うのは楽しそうですよね。実際、どうやってはじめたんですか?
── WEBから資料(カタログ)請求をして、それに必要事項を書き込んで応募するのですが、私が入会している400口のところは今、人気が出すぎて新規で入会された方は人気馬を取れなくなっています。1年目が様子見で、2年目から抽選に参加するような感じです。90頭くらい候補馬がいるのですが、人気がある馬にやっぱり集中してしまうので、優先の権利がないと難しいようです。他にも40口のところがあって値段も10倍ですが、高いほうが入りやすいかもしれないです。ただ今年度はもう厳しそうですね。
そこら辺に行ってみようかな? 夢がありますよね。
── 今年のダービー馬のシャフリヤールも、元プロ野球選手の山本昌さんが一口馬主になっています。
へぇー、そうなんですね。
── 馬を選ぶ楽しさと名前を考える楽しさ、そして成長を見守る楽しさがあります。
ちょっと応募してみます。
── 競馬場に行くほうが好きと仰ってましたが、その魅力はどんなところに感じますか?
府中競馬場に行くとすごく広くて、メチャクチャきれいです。公園もあるので、そこでは子どもたちがたくさん遊んでいます。競馬と聞いてみんなが思い浮かべるようなおじさんばかりではないです。家族連れも多く、とてもクリーンで楽しげな雰囲気があります。飲食店も充実しています。あとはなんと言っても、全力疾走する馬を間近で見られますし、迫力があります。僕は指定席を取って見ていますが、そこではゆっくり楽しむことができます。
ネットでも楽しめますが、競馬場で馬券を買う方が現実味もあって楽しいですね。1日中いても飽きない環境です。川崎競馬場にフラッと行くこともありますよ。
文 泉誠一
写真 B.LEAGUE