■京都ハンナリーズ:レイヴォンテ・ライス
(196cm/106kg/PG/28歳/アメリカ)
京都もポイントガードのレイヴォンテ・ライスを獲得し、京滋ダービーでは同じく28歳のジョナサン・オクテウス(滋賀)とのマッチアップは見応えがありそうだ。昨シーズン、オクテウスはフェニックス・ハーゲン(ドイツ)で平均12.5点、3チームを渡り歩いたライスは通算平均14.4点。どちらも自らゴールへアタックする同じようなタイプである。京都はNBA経験あるジャスティン・ハーパーも迎えるが、昨シーズンのプレー記録が残っておらず、コンディションの不安は否めない。
■大阪エヴェッサ:ディージェイ・ニュービル
(193cm/95kg/PG・SG/28歳/アメリカ)
メンバーが様変わりした大阪において、ガードのディージェイ・ニュービルは大きな起爆剤となる。昨シーズンはケアンズ・タイパンズ(オーストラリア)でプレーし、平均18.5点はチームハイ。NCAAペンシルベニア州立大学時代は平均20.7点をマークするポイントゲッター。東高西低と言われるBリーグだが、助っ人ペリメーター陣の活躍によりその風向きが変わるかもしれない。
■島根スサノオマジック
リード・トラビス
(203cm/111kg/PF/24歳/アメリカ)
ペリン・ビュフォード
(198cm/100kg/SF/26歳/アメリカ)
若い選手がやって来ることは、Bリーグの価値が上がっている証とも言える。24歳のリード・トラビスはパワフルなプレーで人気が出そうだ。昨シーズンはメディ・バイロイト(ドイツ)でプレーし、島根で2年目のプロキャリアを迎える。スモールフォワードのペリン・ビュフォードは昨シーズン44.5%(12/27本:24試合)、一昨シーズンは42.5%(37/87%:39試合)の3Pシュート成功率を誇るが、いずれも試投数が少ない。ペネトレイトやランニングプレーを好むタイプであり、帰化選手のウィリアムス・ニカを擁するだけに思う存分その実力を発揮できる。日本でスタッツを残し、さらなる高いレベルへステップアップする外国籍選手が増えることもBリーグの価値を高めていく。
■琉球ゴールデンキングス:ドウェイン・エバンス
(201cm/104kg/SF/28歳/アメリカ)
献身的にインサイドで身体を張るジャック・クーリーがチャンスを作り、新たに迎えるドウェイン・エバンスが3Pシュートやコンビネーションプレーで得点を重ねていく光景が目に浮かぶ。昨シーズンはディナモ・バスケット・サッサリ(イタリア)の一員として、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグに出場。チームの得点源となり、平均14.6点を挙げた。琉球はもう一人、32歳のパワーフォワード、キム・ティリも獲得している。
来日が待ち遠しい期待のニューカマー(Bリーグ・東地区編)
https://bbspirits.com/bleague/b20091401/
文 泉誠一