川崎ブレイブサンダース #7 篠山竜青

目指すは「誰もが認めるリーグNo.1のポイントガード」

── 中学生以来のイメージトレーニングを始めたきっかけは?

それまではシュートを入れよう、入れようとする気持ちが強すぎて、それが不調の原因にもなっているのかな? と思ったとき、もう一度基本的なフォーム固めのところから考え直した方がいいんじゃないかという気になったんです。それがきっかけですね。渋谷戦でいきなり3Pシュートが5/5と当たって、家に帰って嫁に「これだったらシュート全部入るわ」と話しました(笑)。そこからは好調のままファイナルまで行ったという感じです。

── それでも優勝は叶わず、最後に流した涙が印象的でした。

もちろん、ものすごく悔しかったですけど、もし優勝してMVPをもらったりしてたら(丸めた両手を鼻の上で重ねて)こんなになっちゃってたかもと怖くなります(笑)。そういう意味では負けて、宿題をもらった方がよかったのかもと思いますね。いや、ほんとに負け惜しみじゃなくそう思ってます。

── 改めて優勝を狙う今シーズンのチーム状況は?

やはりニック(ファジーカス)と辻という主力が健在なのがうちの強みですね。引退と移籍で4番ポジションがちょっと厳しくなった印象はありますけど、そこは鎌田裕也や野本建吾の奮起に期待してます。個人的には自分と祐眞がより得点に絡んで、川崎はインサイド中心というよりガード陣が得点を重ねてくるというイメージを作れればと思っています。とにかくのびしろだらけのチームなので、どうか楽しみにしていてください。

── 夏にジュニアが誕生したこともモチベーションアップになりそうですね。

そりゃなるでしょう。もうめっちゃ可愛いですから。ウ○コしてる顔まで可愛いですからね。息子が僕のプレー姿を見て、ああ父ちゃんはカッコいいバスケマンだ! とわかるまでは走り続けたいです。東京オリンピックはもちろん意識していますが、そのとき自分は32歳。若くて有力なポイントガードはたくさんいるのでそこは負けられません。代表に招集されてホッとしているようじゃダメだぞと自分に言い聞かせています。特に今年はワールドカップ予選の年ですからね。8月のアジアカップで結果を残せなかった悔しさを忘れず、チームも自分ももっと危機感を持って臨まなきゃいけないと思っています。

── では、最後に今シーズンに懸ける意気込みを聞かせてください。

中地区から強豪揃いの東地区に引っ越してきた今年はタフな試合の連続になることは覚悟しています。けど、リーグ1位の勝率だった去年は、絶対第1シードを取らなきゃいけないんだと逆に自分たちでプレッシャーをかけていたところがありました。でも、これだけ強いチームが集まるとシードがどうのこうの言ってる余裕はないですし、毎回チャレンジするつもりで戦い、どんどん揉まれることで強くなっていけるのではと考えています。この地区の対戦ならかなりチケットも売れるだろうし…と前向きです。その中で目指すのはもちろん優勝。誰もが認めるNo.1ポイントガードとして川崎を優勝に牽引できるよう頑張っていきます!

文 松原貴実
写真 安井麻実

こちらもおすすめ

Top