チャンピオンシップ出場全8チームが出揃い、またそれとは別にB1への残留をかけた戦いも同時に幕を開ける。
同地区内で地区優勝を決めている三河と、今シーズン残留プレーオフへの出場が決まった富山とのGAME1。
この日富山が魅せた底力は、三河ファンの心も打ったに違いない。
第一ピリオドで三河に10点ビハインドの富山だったが、迎えた第二ピリオドで三河を7得点におさえ、逆転して後半を迎える。
後半も富山の集中力が途切れる事はなく、三河も前半を取り戻すかのように大躍動。終始、両者譲らぬ展開だったが、三河が1点リードで迎えた第4ピリオドの最後の1秒。三河#16 松井がスティールし、そのまま試合終了。
倍の勝率を誇る三河相手に、1点差という好ゲームを魅せた富山グラウジーズ。
富山のハッスルプレーに会場は揺れ、三河ファンの青援(三河ファンの間で使われている”声援”のことで、チームカラーを文字ったもの)もピリオド毎にその大きさを増す。
常に緊迫した展開でも勝利をもぎ取るのは、さすが地区王者といったところだろうか。両チームの大躍動に、心が踊った。
白熱のGAME2へ続く。
文・写真 安井麻実