本誌で熱く語っていた愛竿ガンクラフト。この取材後、ガンクラフトの平岩孝典社長と一緒に釣りにいく夢を果たし、金丸晃輔選手のインスタグラムではさらなる会心の笑顔を披露していた。
尊敬する平岩社長からプロ意識を学んだ金丸選手。
皆さん、昨シーズンの金丸選手のファンサービスに何か変化はあっただろうか……!?
シーホース三河が『男旅』〜#14 金丸晃輔篇〜では平岩社長との男旅が紹介されている!
金丸晃輔選手のバス釣り仲間だった鵜澤潤選手は、残念ながら琵琶湖に近い名古屋ダイヤモンドドルフィンズから新潟アルビレックスBBへ移籍することになった。
調べて見ると新潟県にもバス釣りポイントはあり、ホームアリーナのある長岡市もいくつかあるようだ。もうすでに行ってることだろう。
日本海側に行く鵜澤選手は海釣りもするのだろうか?と思って調べていたら、おもしろい動画を発見!!
金丸選手も見ている釣りビジョン(釣り専門チャンネル)に、鵜澤選手はすでに出演していた。
その中で「バス釣り以外はやらない」と話している。次は金丸選手の出番か!?
釣りビジョン動画「五畳半の狼」
ーー (本誌で紹介した)ファンとしてガンクラフトの平岩社長と出会ったことでどんな刺激を得られたの?
イベントに行った時に、サインをいただいたりすごく丁寧な対応をされたわけです。逆に、自分に対するファンの方々はいつもこんな感じなのかというのを実感しました。僕の印象って無愛想や笑わない、ファンサービスが少ないと思われているので、そこはあらためないといけないと変えたつもりです。それに対して、ファンの方がなんと思っているかは分かりませんが、あらためたつもりです。
イベントの後日、社長がわざわざ大阪でのゲームを見に来てくれました。普通に観客席で見ていたのですが、試合後に社長のところまで夢中で駆け上がっていき、その時もサインをいただいてしまいました。僕が客席にいたことで、今度は僕のファンが「サインをしてください」と来たのですが、僕は社長の方に夢中だったんです。その時に社長が「ファンを大切にしてあげて」と言ってくださって、そこで我に返って僕もサインをしました。
その時の自分はもうファンになっていたので周りは見えておらず、社長さんに気付かされて「すいません」となりました。本当にいろんなことを気付かされる良い出会いでしたね。
ーー 今の目標は?
釣りの方ですよね?釣りの目標はデカいのを釣ることです。上手い人はマジで上手い。
ーー 鵜澤選手は上手いの?
上手いですよ。上手い人は風向きと気温、その時間帯に必ず釣れるポイントにいる。僕はそれがまだ分からない。
ーー 例えば、上手い人として認識している人が同じポイントにいたら、「あぁ、合ってる」と思うわけ?
それは思いますね。
ーー 鵜澤選手はそれを分かってる?
琵琶湖に関しては結構通っているので分かってます。「ここは琵琶湖で一番水深が深い場所」とか、「この季節はここに魚が溜まる」とか、「回遊してくる」とか、いろいろ教えてもらいました。
ーー その情報はどうやって得たんだろう?
それも長年の経験であり、釣りに大事なのは経験値です。また、場所によって異なります。場所が違えば、同じ風でも釣果は変わってきます。
バスケットで言えば、毎回対戦相手が違い、その都度戦い方を変えるというのと同じ感じ。このチームであればこういう戦い方をすれば良いというのと、この釣り場であればこの条件が良いとか、そういうこと。
ーー 食べ物として魚は好き?
まぁまぁ好きですが、肉の方が好き。
ーー 本当に魚が好きならば海釣りに行ってるよね。
自分で釣ってさばいて食べてるでしょうね。でも、海釣りは興味がないんですよね。沖だけで何も障害物がないのがおもしろくないな、と。
何かしら障害物があって、そこにうまく決まって釣れるのがうれしいです。
ーー シューターの性(さが)ってやつ?
そうかもしれないですね。
ーー その成果がディフェンス越しのクラッチシュートにつながってると?
そうならば良いですね。
ーー 振っておいて申し訳ないが、それはない!(笑) 逆にクラッチシュートを決めてきたからこそ、何もないところに投げるのが…
そう、おもしろくないっ!
バスケの時は何も考えてない。ボールをもらうことしか考えてないです。
文・泉 誠一 写真・安井麻実