リーグを代表するビッグマンだが意外にもオールスターは2度目
昨年末に行われたbjリーグオールスターゲーム記者会見では、唯一7年連続出場を果たした青木康平(東京)とともに、太田もリーグを代表して登壇。
その時に青木をマッチアップしたい、そして3Pシュートを決めたいと抱負を語っていたが、「一回も康平さんと一緒に出る時間が無かったです。3Pも狙って行きたかったのですが、一切、そんな僕が打てるような空気が無かったです」とオールスターゲームを振り返る。前半で7点を決め、欲が出て来たのかと思って見ていたハーフタイム中の3Pは、そんな目標があったからであった。
「そうなんですよ。やる気満々だったんですが、そんな空気が全く無かったですね。後半からはかなりガチな戦いでしたので、これは3Pなんて打ったら行けないな、と早々に諦めました」。
bjリーグを代表する日本人ビッグマンであり、オールスターゲームはすでに常連だという印象もあったが、出場経験は昨年に続き2度目。どちらもブースター投票ではなく推薦での出場。しかし、そんな太田への人気は高く、その年齢層も高い。
「なんか分からないですけど、年配の方が応援してくれています。差し入れにいただくのも和菓子が多く、羊羹とかいただいたりしています。さすがに試合後すぐに食べる気にはなれませんが、チームのみんなと分けたり、家に帰ってからヨメと一緒に美味しくいただいています」と話すように、ファンの年齢層が高いようだ。ゆえにインターネット投票しかないことが不利とも言える。もし、会場やハガキ投票があれば常連になっていた……かもしれない。
とはいえ、今回で2度目。
「そうなんですよ。まだぺーぺーです。笑」。
……。2回目のオールスターは楽しめたのでは?
「メッチャ楽しめました。おもしろかったです」。
具体的にはどんなところが楽しめたのかな?
「タオルをブン回したこととか!(笑)オールスター選手が集まった中で、みんなで団結して試合し勝てたことが楽しかったですし、うれしかったです」。
屈強な外国人を相手にも、真っ向勝負で体をぶち当てていくコート上とは180度違い、インタビュー中は目尻は下がりっぱなしの低姿勢。急いでいるはずにも関わらず、ゆる〜い調子でインタビューは続いた。