Photo & Text Mami Yasui / 安井 麻実
My First Basketball のワンシーン。初めてバスケットボールに触れる子どもたちに優しく声を掛ける辻 直人(東芝ブレイブサンダース神奈川)。
子どもたちがコート内を駆け回る中、一人動かずジーっとリングを見つめる男の子。このキラキラした瞳に、バスケットボールの未来を見た。
会場を大きく湧かせた、高校生ダンスチーム。キレのある、動きの揃ったパフォーマンスはプロ顔負け。全員が常に満面の笑顔だった事ことが印象的だった。
高校選抜の試合直後のワンシーン。ライバルである以前に“友達”なんだなと感じた、心温まる1枚。
高校選抜、最後に代表で挨拶をした八村 塁(明成高等学校)。「日本のバスケットボールをもっと良くしたい」。未来を見据えた大物発言が、とても清々しかった。
左から、安藤周人(青山学院大学)、橋本晃佑(東海大学)、ジョフ・チェイカ・アハマド・バンバ(拓殖大学)、ベンドラメ礼生(東海大学)、杉浦佑成(筑波大学)。黄色いユニフォームが眩しい、次世代のエースたち。NBDLを相手に、終始ゲームを楽しんでいるように見えた。
集合写真を撮る前のオフショット「その①」。カメラの設定を確認していると、ベンドラメ礼生(東海大学)がポーズしてくれているのに気が付き、シャッターを切る。自然過ぎる表情に、思わず嬉しくなった。
オフショット「その②」。大学選抜の4年生たち。左から、
オフショット「その③」。ずっと後ろの方にいた赤石遼介(拓殖大学)が、シャッター音に併せてぐいっと前へ出る。それを見て笑いが止まらない一同。
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子どもたちの眼はキラキラと輝き、それを反射するかのように、プロ選手たちの眼もいつものそれとは違った。オールスターゲームに参加した、My First Basketballの子どもたち、高校選抜のメンバー、大学選抜のメンバーを写真で振り返った。
「バスケットボールが本当に好き!」という想いとパワーが集結した、本当に熱くて温かい会場内。1枚1枚を改めて見ていると、シャッターを切る度に顔が緩むのも無理はない。
子どもたちは、初めて追いかけるバスケットボールに心躍らせ、高校生たちは友との一戦を心から楽しみ、大学生は未来の同志と喜びを分かち合い、プロ選手はテクニックを存分に披露し、コートに立った全員が会場を湧かせた。
世代は違えども、コートに立った全員の想いが同じだった。子どもたちのキラキラした瞳、学生たちが放つ輝きを、私は忘れない。