昨シーズンは終盤の猛スパートでプレーオフ初出場を果たし、そのプレーオフでもレギュラーシーズン1位、後にB2昇格を果たすこととなる横浜エクセレンスを追い詰めてみせた山口パッツファイブだが、今シーズンは黒星がかさみ、第22節を終えた時点で15クラブ中13位と厳しい状況に置かれている。鮫島和人ヘッドコーチの退任に加えて選手層も大きく変わり、昨シーズンのプレーオフチームでありながら若干再建モードに入っているというのが正直なところだ。
第23節のさいたまブロンコス戦も、GAME1に76-92で敗れると、翌日のGAME2も73-86と連敗。8点ビハインドで迎えた第3クォーターは開始から8-0のランで一旦は追いついてみせたが、その後また流れを引き戻され、10点前後の点差が遠いまま試合が終わってしまった。

「運動量を出してやっていこうというチームのコンセプトがあって、今日はそこを強調するというコーチの話もあった中で、我慢してついていって、上位の相手に勝負できる部分もあったし、昨日は追いつくことができなかったけど今日はできました。相手のタイムアウトの後に自分たちのミスから流れを持っていかれて、最後までその差が埋まらず負けてしまったんですけど、チームとしてやりたいことが6割、7割くらいは出せたんじゃないかなと思います」
これは、第3クォーターに同点となる3ポイントを決めて相手にタイムアウトを取らせた榎田拓真のコメントだ。前日に比べると戦えている感触もあり、その同点弾をチームを勢いづける1本にしたいところだったが、この日の榎田の得点はこの3ポイント1本だけ。「速攻でショットを決めきらないといけないですし、第4クォーターでターンオーバーが出てしまったのは個人として改善しないといけない。しっかりビデオを見て、どうやったら改善できるのかを考えて、今後のキャリアにつながるように技術を向上させていきたい」と自己評価は厳しいものだった。
榎田は、この第23節までの44試合全てにスターターとして出場している。それは言うまでもなく、枝折康孝HCの期待の表れ。元来得点力を売りにするようなプレースタイルではなく、最も期待されているのはフィジカルを生かしたディフェンスだが、5シーズン目となるプロキャリアで最も多くの出場時間を与えられているということもあり、まだ成長の必要はありそうだ。

「枝折さんからはディフェンスの部分で求められてることが多いと思ってて、アグレッシブにコンタクトしたりフロントコートから当たるというところはまだコーチからの要求に100%応えられてはいないと思います。できてる部分も少なからずあると思うんですけど、疲れたときにそれができなくなってしまうというのがコート上でも表れてしまっているので、もっと成長していかないといけない」











